【ガルパン】みほ「マジカルバナナ!!!」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/07/21(木) 15:22:20.83 ID:skTSx6sM0
※1人だけ酷い目にあいます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1469082140
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/07/21(木) 15:22:40.49 ID:skTSx6sM0
黒森峰学園艦自室
ザーザー…
みほ(暇だなぁ…)
まほ()カキカキ
エリカ()ドキドキ
みほ(……)ポケー
エリカ(……)ポケー
まほ(……)ポケー
赤星(……)ポケー
ドンガラガラガラガラ!!
エリカ(すごい雷…)
みんな(………)
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:23:13.74 ID:skTSx6sM0
みほ「お姉ちゃん…」
まほ「どうしたみほ?」
みほ「何時になったら出港するの…?」
まほ「天候が回復したら出港出そうだ」
赤星「雨…激しいですね…」
エリカ「3時間待って進展無しは辛いですよね…」
みほ「…」
エリカ「…」
まほ「…」
赤星「…」
みんな(…)
みんな(暇だなぁ…)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:23:51.18 ID:skTSx6sM0
赤星「な…なんか気分転換する遊びでもしませんか、このままだとみんな息が詰まっちゃいます」
みほ「どんな遊びがあるの?」
赤星「マジカルバナナとかどうです、人数も4人いれば盛り上がりますよ?」
エリカ「マジカルバナナぁ?待機中でも練習中よ、イメトレでもしなさいよ」
赤星「……」
赤星「逸見さんが普段聞いてる音楽、文章にしてみんなに配ってもいいのよ?」
エリカ「!!?!!?」
エリカ「た、た、た、たまには息抜きのレクリエーションも大事よね!」アセアセ
エリカ「ねぇみほ!あなたも賛成よね!」
みほ「そ、そうだね」ビク
エリカ「隊長もやりましょう!」
まほ「…まぁ良いんじゃないか」ビク
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:25:10.22 ID:skTSx6sM0
まほ「すまない…赤星、マジカルバナナとはなんだ?」
みほ「え、お姉ちゃんマジカルバナナやったことが無いの?」
まほ「名前だけなら知ってるんだが…、あまりそう言う遊びはやらなかったんだ、ルールを教えてくれ赤星」
赤星「マジカルバナナとはですね…、リズムに合わせる連想ゲームです、例えばマジカルバナナ!、バナナと言ったら果物」
エリカ「果物と言ったらみかん…、といった感じで、リズムに乗って連想を続けるゲームです、途中連想できてなかったり、連想が出来なくなったらアウトになります」
まほ「…簡単そうだな」
赤星「練習がてらやってみましょう」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:25:46.77 ID:skTSx6sM0
【第1ラウンド】
赤星「マジカルバナナ!バナナと言ったら剥ける!」
まほ「ハイ!剥けると言ったらち〇ぽ!」
みほ「ハイ!ち〇ぽと言ったら!」
エリカ・赤星「ちょっとまって下さい!」
まほ「…どうしたんだ?」
エリカ「隊長…しょっぱなから来ましたね」
赤星「下は禁止です!禁止!」
みほ「ち、ち〇ぽと言ったら…///」
エリカ「あんた何続けようとしてんのよ!」
みほ「だ…だってぇ…」
まほ「そうか、下は禁止か…すまない、気をつける」
エリカ「みほ、あんたも便乗しなくて良いから」
みほ「ご、ごめんなさい…」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:26:36.98 ID:skTSx6sM0
【第2ラウンド】
赤星「仕切り直しです、ハイ!マジカルバナナ!バナナと言ったら黄色!」
まほ「ハイ!黄色と言ったらバナナ!」
みほ「ハイ!バナナと言ったら!」
みほ・エリカ・赤星「待ってください!」
まほ「なんだ…何が不満なんだ?」
赤星「前のことを繰り返すのは禁止です!」
まほ「そ、そうなのか」
エリカ「隊長…」
みほ「そうだよお姉ちゃん!それが出来たらマジカルバナナに終わりは無くなっちゃうよ!」
まほ「すまない…次から気を付けよう…」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:27:24.33 ID:skTSx6sM0
【第3ラウンド】
赤星「…仕切り直して…ハイ!マジカルバナナ!バナナと言ったら黄色!」
まほ「ハイ!黄色と言ったら色!」
みほ「ハイ!色と言ったら赤色!」
エリカ「ハイ!赤色と言ったらりんご!」
赤星「ハイ!りんごと言ったら甘い!」
まほ「ハイ!甘いと言ったらカレー!」
みほ・エリカ・赤星「!?!?!?」
みほ「ちょっと待ってお姉ちゃん!カレーは甘くないよ!」
エリカ「そうです隊長!カレーで甘いは連想できませんよ!」
まほ「エリカ、星の王子様とか甘いんだぞ」
みほ・エリカ・赤星「………あー…」
まほ「カレーは辛え…ふふふ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:27:58.69 ID:skTSx6sM0
【第4ラウンド】
赤星「ま…」
赤星「…マジカルバナナ!ハイ!バナナと言ったらフィリピン!」
みほ・エリカ(前の流れをなかったことにしたよ!)
まほ「!?」
まほ「ハイ!フィリピンと言ったら、あの日…フィリピンの砂浜で英雄となったひぃお爺ちゃん!」
みほ「ハイ!あの日…フィリピンの砂浜で英雄となったひぃお爺ちゃん…って誰ですか!?、私知りませんよ!」
まほ「私が作った」
エリカ「創作と捏造も禁止です!」
赤星(アンチルールばかりやってくるな…この人)
まほ「創作と捏造も禁止か…」
みほ(あたりまえなんだけどなぁ…)
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:28:52.81 ID:skTSx6sM0
【第5ラウンド】
赤星「仕切り直しです…ハイ!マジカルバナナ!バナナと言ったら滑る!」
まほ「ハイ!滑ると言ったら!」
まほ「滑ると言ったら…?」ウーン…
まほ「滑ると言ったら…!」ヒラメキ?!
まほ「滑り台!」
まほ「ハイ!」
みほ・エリカ・赤星「ハイじゃないよ!」
まほ「!!?」
赤星「なんで驚いてるんですか!?」
エリカ「1回で連想ができなかったらアウトなんですよ!」
みほ「お姉ちゃんなんでズルばっかするの?」
まほ「そ…そんなんじゃ無いんだ」
みほ「お願いだから真面目にやってよね」
まほ「はい…」
エリカ・赤星(こんな隊長見たく無いなぁ…)
まほ「次からは本番だ、おふざけなしで行こう」
みほ「じゃあ次から失敗した人は罰ゲームね」
まほ「み」
みほ「異論は認め無いから」
まほ「はい…」
赤星(みほさん相当きてるなぁ)
エリカ(この調子じゃ仕方が無いわよ…)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:29:51.82 ID:skTSx6sM0
【第6ラウンド】
赤星「そ…それじゃあ…、マジカルバナナ!バナナと言ったらダイエット!」
まほ「ハイ!ダイエットと言ったら無理するな!」
みほ「!!?」
みほ「ハイ!無理するなと言ったら…えーと…えーと…」
まほ・エリカ・赤星「みほアウトー!!!」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:30:58.62 ID:skTSx6sM0
みほ()
みほ「ず…!」
みほ「ずるいよお姉ちゃん!無理するななんて不正だよ!、お姉ちゃんがアウトだよ!」
まほ「アウトか?」
エリカ・赤星「うーん…」
エリカ・赤星「ギリギリセーフですね~」
まほ「だそうだ」ニッコリ
みほ「…!!」ピキピキ
みほ「そ…」
みほ「そもそもエリカさんと赤星さんは無理するなと言ったらなんて言うんですか!?」
エリカ「恋愛…とか?」
赤星「夜更かしとかバイトとか色々ありますよね」
まほ「たぁくさんあるじゃ無いか」ニッコリ
みほ()イラッ
みほ「わかりました、次のラウンドに行きましょう、次からは本気を出します」
エリカ「本気出すのは良いけど、罰ゲーム受けたあとから本気出してもらうわ、はいこれ」
箱
みほ「え…」
みほ「なんですかこの箱?」
エリカ「黒森峰罰ゲームボックスよ、この中から一枚引いて頂戴」
みほ「え。」
まほ「罰ゲーム有りはみほが言ったんだ、受けてもらうぞ」
赤星(みほさん不憫だなぁ…)
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:31:43.26 ID:skTSx6sM0
みほ「…」
ペラ
【しっぺ】
みほ「ん…これ」
まほ「しっぺか、誰がやる?」
エリカ「私が行きます」
みほ「ん」
エリカ「袖、めくりなさいよ」
みほ「ん…」
めくりめくり
みほ「ん」
エリカ「いくわよ…」
バチィン!!!
みほ「あ゛ー!」
まほ・エリカ「あっはっはっはっはwww」
みほ「……」イライラ
赤星(あぁ…)
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:33:01.56 ID:skTSx6sM0
【第7ラウンド】
赤星「…」
みほ()イライライライラ
赤星「ま…マジカルバナナ!バナナと言ったらお猿さん!」
まほ「ハイ!お猿さんと言ったらチンパンジー!」
みほ「ハイ!チンパンジーと言ったらエリカさん!」
エリカ「ハイ!エリカさんと言ったら、ふざけんじゃ無いわよ!!!」
赤星「ブッwwwww」
まほ「ふふふ…」
エリカ「ちょっと待って私がチンパンジーってどう言うことよ!!」
みほ「ん…」指さし
まほ「エリカ、アウトだ…」
エリカ「は?」
みほ「そうやってすぐに怒るのがチンパンジーなんだよ」
エリカ「え、は、ふざけんじゃ無いわよ」
みほ「え?副隊長にそんな口聞いて良いと思ってるの?」
エリカ「上等よ表でなさい」
みほ「雨が降ってるからやだ」
エリカ「」ピキピキ
まほ「エリカ…怖いぞ…」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:33:40.69 ID:skTSx6sM0
赤星「あの…みほさん…」
みほ「なんですか赤星さん?」
赤星「その…中傷的な発言はアウトです…」
みほ「…」
エリカ「だそうよ、早く引きなさい」ピキピキ
箱
みほ「…」
ピラ
【靴下深呼吸】
みほ「なにこれ」
赤星「あれですね、靴下に鼻をつけて深呼吸するやつですよ」
まほ「ちょっと待っててくれ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/07/21(木) 15:34:22.42 ID:skTSx6sM0
数分後
まほ「みほ…洗濯場から持ってきたお母様の靴下だ…」ハァハァ…
赤星(うわぁ…)
エリカ(隊長笑顔だよ…)
みほ「息切れするくらいなら持ってこないでよ」
まほ「ん」
まほ「罰ゲームだ」
みほ「…」
すぅー…
みほ「……」
みほ「……!?!?!?」
みほ「え゛ん゛っ?!!」
まほ・エリカ「あはははwww」
みほ「や゛っば…!!これやばい゛!!」
みほ「ごっへ゛!お゛え゛ぇ!」
みほ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!!!」
まほ・エリカ「はっはっはっwww」
みほ「ひゅー…!ひゅー…!」
赤星(西住さん本当に不憫だなぁ…)
みほ「つ゛ぎ…いぎまじょう…」
まほ・エリカ「はっはっはっwww」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[Saga]:2016/07/21(木) 15:35:07.51 ID:skTSx6sM0
【第8ラウンド】
小梅「ハイ!マジカルバナナ!バナナと言ったら甘い!」
まほ「ハイ!甘いと言ったら果物!」
みほ「ハイ!果物と言った゛ら桃゛!」
エリカ「ハイ!桃と言ったら桃太郎!」
赤星「ハイ!桃太郎と言ったら鬼!」
まほ「ハイ!鬼と言ったらお母さん!」
しほ「ハイ!お母さんと言ったら私!」
みほ「ハイ!私と言ったら……え?」
まほ「あ…!」ガタガタガタ
しほ「1年生から隊長達の様子がおかしいとの報告が来て心配して来たのですが…」ニコニコ
しほ「楽しそうね、あなた達」ピキピキ
みほ「」
まほ「」
エリカ「」
赤星(にげよ…)
みほ・まほ・エリカ「…あ…あ…あ…」
みほ・まほ・エリカ「ア゛ーーーッ!!!」
おしまい
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/07/21(木) 15:58:57.39 ID:45HovY4iO
わろた
おつ
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/07/21(木) 17:38:30.45 ID:J3Y/EaNVO
鬼のお母さん……
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/07/21(木) 18:12:07.84 ID:AioD8sxnO
面白かった
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/07/21(木) 18:16:10.17 ID:TTYwC/CWO
こりゃ大洗に転校するわ
スポンサーサイト

Entry ⇒ 2016.11.05 | Category ⇒ ガールズ&パンツァー SS | Comments (39) |
サーニャ「エイラが泥棒猫に寝取られた...」

1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2015/01/01(木) 13:05:05.25 ID:aBSYb210
街
エイラ「久々の休日だな」
サーニャ「そうね」
エイラ「日用品買うだけで帰るのもアレだし、色々と遊んで行くか」
サーニャ「元からそのつもりじゃないの?」
エイラ「え?そうだっけ?」
サーニャ「だって、昨日「美味しいお店を見つけたから、日用品を買うつ いでに行こう」って...」
エイラ「そ、そうだっけ?アハハ...」
サーニャ「もう、エイラったら」
・・・・・・・・・・・・・・・
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420085104
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/01(木) 14:51:19.54 ID:8DZSzo9dO
猫…ということは……?
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/01(木) 15:13:10.55 ID:HvFSn5q90
誰の事なのか見当もつきませんわ!
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:20:19.33 ID:XASHiQ+a0
エイラ(あーあ、なんだか今日も上手く生きそうにないなー)
エイラ(取り敢えずコースも考えて来たけど、何となくまわれないと思う し....)
エイラ(やっぱり今日いきなり告白は早いよなー)
サーニャ「....イラ」
エイラ(朝のタロットもあんまりよくなかったし...)
サーニャ「エイラ!!」
エイラ「うお!?なんだ?」
サーニャ「話聞いてた?」
エイラ「ごめん、聞いて無かった...」
サーニャ「もう...」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:25:18.86 ID:XASHiQ+a0
エイラ「で、どうしたんだ?」
サーニャ「あれ、見て...」
エイラ「ん?」
ネコ<ミャーオ
エイラ「あれって、猫の事か?」
サーニャ「うん...怪我してるの」
サーニャ「確かに、ちょっと行ってみるか」
エイラ「うん」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:32:03.08 ID:XASHiQ+a0
猫<なーお
エイラ「おーしおしおし、こっちだこっち」チッチッチ
猫<ふにゃあー ゴロゴロ
エイラ「おお、可愛いぞ、サーニャも触ってみろ!!」
サーニャ「うん...」ソー
猫<フニャアアアア!!
サーニャ「」ビクッ
エイラ「お、おい暴れるな!」ガタガタ
サーニャ「....警戒してるみたいね」
エイラ「全く、折角サーニャが触ってくれるってのに...」ボソッ
サーニャ「エイラ?」
エイラ「い、いや...何でも無い///」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:37:04.98 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「それにしても、酷い汚れね...」
エイラ「ああ、見た限り飼い猫じゃないようだな」
サーニャ「怪我もしてるみたい...もしかしたら」
エイラ「?」
サーニャ「もしかしたら、誰か人間に酷い事されて怪我したんじゃないか しら、それでさっき警戒してたのかも」
エイラ「なるほど.....あれ?じゃあなんで私は懐かれてるんだろ」
サーニャ「...ごめんなさい、そこまでは」
エイラ「いやいや、何でもかんでも分かるわけないよな!」アセアセ
サーニャ「・・・」ショボーン
エイラ「ごめん」ショボーン
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:42:39.74 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「この子、連れ帰っちゃダメかしら?」
エイラ「え?」
サーニャ「ここらへんにそんな酷い人が居るなら居させたくないし、飼い 主も見つかるかもしれないでしょ?」
エイラ「んー...それもそうだな、それじゃあ、一旦連れて戻ってみるか 」
サーニャ「その前に、この子を綺麗にしてあげましょう?」
エイラ「そうだな」
サーニャ「あっちの方に井戸があったわ」
エイラ「それじゃあ、そこで...ん?」
エイラ(そういえば、これじゃあ、サーニャとデート出来ないじゃないか !!)
サーニャ「どうしたの?エイラ」
エイラ「なんでもない...」トホホ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:46:52.31 ID:XASHiQ+a0
エイラ「ふうー...」ゴシゴシ
サーニャ「綺麗になったわね」
エイラ「ああ、コイツー、体洗う時も私以外だと暴れるんだからなー」
サーニャ「エイラの洗い方が気持ちいいのよ」
エイラ「そうかな?///」
サーニャ「それにしても、汚れが落ちたら綺麗な色してるのね」
エイラ「そうだな、サーニャみたいな綺麗な白色だ」
サーニャ「エイラ///」
エイラ「そうだ、コイツの名前はサーニャ二号だ!」
サーニャ「エイラ!?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:57:04.82 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・
エイラ「てことで、連れ帰ってきた」
猫<にゃー
ミーナ「・・・」
バルクホルン「また、ミーナが頭を抱えている...」
もっさん「...エイラ、ここは危険な物だっていっぱいある、そんな所で猫を飼うのは」
エイラ「分かってるよ、ちゃんと責任もって面倒見るし、何よりすぐ飼い主を見付けるから」
もっさん「うーむ、それでもな」
エイラ「お願いだからー「分かったわ」
もっさん「!?」
バルクホルン「いいのか?」
ミーナ「そのかわり、早急に飼い主を見つける事、ちゃんと目を離さず世話をする事」
エイラ「あ、ありがとう中佐」パアアアアア
ミーナ「あと、私にも触らせてくれないかしら?///」
もっさん。バルクホルン「「ミーナ!?」」
エイラ「いやー、止めといた方が...」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 16:02:06.87 ID:XASHiQ+a0
フシャー キャー
オジャマシマシター
バタン
エイラ「ふうー...」
サーニャ「どうだった?エイラ?」
エイラ「まあ、色々あったけど、大丈夫だろ」
サーニャ「そう、それは良かった」
芳佳「あれー?こっちから猫の鳴き声がーって、あれ?エイラさん?頭に 乗っけてる猫は?」テクテク
エイラ「おおう、宮藤、コイツはサーニャ二号、よろしくな」
猫<なーお
リーネ「わー、可愛いねー」
芳佳「うん!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 16:08:10.39 ID:XASHiQ+a0
芳佳「触ってみても良いですか?」
エイラ「止めといた方が良いぞ、私以外が触ろうとすると、攻撃するんだ 」
芳佳「そうなんですかー、それは残念」
リーネ「あれ?この子怪我してるんですか?」
エイラ「ああ、私達が見つけた時から怪我してたんだ」
芳佳「それは、大変!すぐ治療しますね」
エイラ「おっ、サンキュー」
芳佳「ふん」
リーネ「がんばれー、芳佳ちゃん」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 16:14:19.82 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
芳佳「ふうー、これで完了です」
エイラ「どうだ?ちゃんと動けるようになったか?」
猫<にゃー クルクル
エイラ「おお!俊敏な動きが出来るようになったぞ!」
猫<なーお ペロペロ
芳佳「もーくすぐったいよー」アハハ
リーネ「芳佳ちゃんに懐いたみたいだね」
エイラ「何だとー、私の二号なのにー」
芳佳「私、昔からこういう事あるんですよ」
サーニャ「・・・」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/09(金) 18:56:07.87 ID:oeHbiQYIO
猫に嫉妬してるサーニャ可愛い
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/09(金) 21:32:14.93 ID:Tav/MpQm0
文字通り泥棒猫だったのかwwww
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:09:04.66 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ごはん前
ルッキーニ「ねー、ご飯まだー」
バルクホルン「全員に連絡があるから、少し待っていてくれ」
シャーリー「ん?お前は何の事か知ってるのか?」
バルクホルン「まあな、何の事かは本人から聞いた方が良い」
シャーリー「ほーん」
エーリカ「ねー、ごーはーん」
バルクホルン「お前は話を聞いていたのか!?」
芳佳「二号のご飯出来ましたー」
ミーナ「それじゃあ、皆でご飯にしましょうか」
シャーリー「二号?」
バルクホルン「あれだ」
エイラ「行くぞ二号、お前の晴れ舞台だ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:19:36.97 ID:XASHiQ+a0
猫<なーお テクテク
シャーリー「ん?あれって」
ルッキーニ「猫ー!!?」
ペリーヌ「あら、毛並の良い猫ですわね」
芳佳「ですよね、でも捨て猫だったんですよ」
リーネ「芳佳ちゃんがけがを治してあげたんだよねー」
エーリカ「よくミーナが許したねー」
バルクホルン「あの、愛くるしさにやられたらしくてな」
ミーナ「あの食べてるものは、猫が食べても大丈夫なの?」
もっさん「ああ、猫まんまと言ってな」
エイラ「よーし、二号たーんと食べろよ」
猫<モチャモチャ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:27:16.74 ID:XASHiQ+a0
ルッキーニ「ねー、エイラ、あたしにも触らせてー」
エイラ「おいおい、食事の邪魔するなよ」
シャーリー「そうだぞルッキーニ、取り敢えず、飯食ってからにしろ」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「エイラさんは二号と一緒に離れて食べるのね」
エイラ「ああ、私が面倒見なくちゃな」
ミーナ「あらあら」
サーニャ「・・・」モグモグ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:42:29.09 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エイラ「それで、この二号の飼い主を捜して欲しいんだ」
ルッキーニ「えー、うちで飼うんじゃないのー?」
バルクホルン「それは流石に危険すぎる」
エイラ「そうなんだよな....二号の安全のためにはこんな最前線には居さ せられないんだよな」ウル...
シャーリー「もう、飼い主としての自覚芽生えてんのかよ」
ミーナ「まあまあ、そうなっても偶には遊びに来て貰いましょ」
エーリカ「うわー、ミーナ激甘じゃん」
バルクホルン「おそらく、ミーナの母性に直撃したのだろう」
エイラ「取り敢えず、その日まではよろしくな」
猫<なーお
(((( 可愛い/// ))))
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:50:22.16 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
風呂
芳佳「うわー、現れてるのに逃げないなんて偉いですねー」
エイラ「いやいや、これは私が洗うのが気持ち良いからだぞ」ワシャワシャ
猫<みゃー ヌクヌク
リーネ「うわー、ホントに気持ち良さそう」
ルッキーニ「それじゃあ、次は私がエイラに洗って貰うー」
エイラ「ダメだダメだ、今の私は二号の飼い主なんだからな」
ルッキーニ「ちぇー」
サーニャ「・・・」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:53:58.88 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ね、ねえ...エイラ...」
エイラ「ん?どうしたサーニャ...」ワシャワシャ
サーニャ「そ、その...髪の毛...」
エイラ「ごめん、声が小さくて聞こえなかった、もう一度言ってくれ」ザ パー
猫<ふしゅー ブルブル
サーニャ「ごめんなさい、なんでもない」テクテク
エイラ「そうか?」
サーニャ(今日は...一人で洗いましょう)ワシャワシャ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:03:10.38 ID:XASHiQ+a0
エイラ「ほらほらー」ヒュンヒュン
猫<ぶにゃー バッバッ
芳佳「今は二号と遊んでるんですか?」
エイラ「ああ、もう疲れさせて寝させようと思ってな」
ルッキーニ「遊ぶなら、私にもやらせてー」
エイラ「いいぞ、ほら」
シャーリー「あんまりはしゃぎ過ぎて、お前が汗だくになるなよ」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「いいわね、私にもやらせてくれないかしら」
エイラ「皆で交代で遊んでやってくれ」
「「「「 やったー 」」」」
サーニャ(もう、夜間哨戒の時間なのに、エイラが見送ってくれない)
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:08:00.97 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ねえ、エイラ」
エイラ「ん?どうした、サーニャ」
サーニャ「もう、こんな時間よ」
エイラ「ああ、ごめんごめん、もう夜間哨戒の時間か、見送ってやらなく ちゃな」
サーニャ「エイラ」パアアア
エイラ「よし、行くぞ、二号」
猫<フニャアア
サーニャ「・・・」ションボリ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:11:51.80 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロロロロ
サーニャ(二号が来て、エイラが全然構ってくれない)
サーニャ(とても...寂しい)
サーニャ(私も、二号になりたい...)
サーニャ(もし、早く二号の貰い手が見付かったら...)
サーニャ(ダメよね...こんな事考えたら...)
ボロロロロロロロロ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:14:33.94 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フラフラ
サーニャ(疲れた...)
サーニャ(エイラ...)ヨロッ
エイラ「んー」ムニャムニャ
猫<すーすー スリスリ
サーニャ(今日は...上で寝ましょう)
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:21:53.46 ID:XASHiQ+a0
数日後
芳佳「もう、皆になつきましたね」
エイラ「ああ、そうだな」
猫<なーお ペロペロ
リーネ「もー、くすぐったいよー」
ルッキーニ「ねー、リーネ早くー」
バルクホルン「おい、ルッキーニ少尉、次は私の番だ!」
エイラ「ああ、でも、サーニャにはなついてないんだよな」
芳佳「そうなんですか?」
エイラ「ああ、サーニャだけ皆より一緒に居る時間が少ないから」
芳佳「それは...仕方ないですね...」
ミーナ「みんな!二号の飼い主が見つかったわ!!」バンッ
「「「「「!?」」」」」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:28:42.99 ID:XASHiQ+a0
バルクホルン「ば、場所は!?」
ミーナ「ここから、少し離れてるけど...大丈夫、すぐに会いに行ける所 よ」
エイラ「良かった...」
猫<なーお
エーリカ「なんやかんやで、ミーナとトゥルーデが一番お熱だったね」
もっさん「まあ、あの二人は特別母性が多そうだからな」
エイラ「それで、いつになるんだ?」
ミーナ「それが、明日には出発しなくちゃいけなくて」
バルクホルン「何だって!?」
サーニャ(明日?)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:35:13.03 ID:XASHiQ+a0
バルクホルン「何だってそんな急に!!」
ミーナ「丁度したその町に行く車に送ってもらう事になってるの」
バルクホルン「そんな、明日直ぐにお別れだなんて...あんまりだ」
ミーナ「仕方ないの、そうしなくちゃ近くで引き取ってもらえなかったの 」
ミーナ「でも、安心してトゥルーデその人はいつでも遊びに来てくれても かまわないの言ってくれてるの」
バルクホルン「そうか!!それならいつでも会えるな」
エーリカ「常識の範囲内にしてね」
ミーナ「それじゃあ、みんな明日までに二号にお別れを済ませておいてね 」
「「「「「 はーい 」」」」」
エイラ「良かったな、二号、いつでも会いに行けるってよ」
猫<なーう
エイラ「喜んでくれてるのか?」
猫<みゃーお
エイラ「へへっ、コイツめ」
サーニャ「・・・」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:40:16.46 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロロロロ
サーニャ(二号が、いなくなっちゃう)
サーニャ(確かに、エイラはそのぶん私に構ってくれるようになるかもし れない)
サーニャ(でも...それで、いいの?)
サーニャ(二号に嫉妬したままでお別れしちゃって....)
ブロロロロロロロロロ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:44:41.49 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ふう、疲れた...」
ミャーオ
サーニャ「この声...」
猫<ニャー テクテク
サーニャ「二号...」
サーニャ(泥だらけ...一人で遊んでたのかしら...)
サーニャ「・・・」
サーニャ「二号...汚れてたら一緒に寝れないわ...」
サーニャ「一緒に、お風呂に入りましょう」ニコッ
猫<なーお
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:49:38.83 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ごめんね、私じゃ、エイラみたいに気持ち良く洗えてないかも しれないけど」ゴシゴシ
猫<にゃああ フルフル
サーニャ「これで、終了」ザパーン
猫<ふにゅー フルフル
サーニャ「それじゃあ、一緒に湯船に浸かりましょう」
猫<ふみゃああ
テクテク
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:54:52.09 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「....ふぅ」
猫<なーう パシャパシャ
サーニャ「...ねえ、二号」
猫<にゃ?
サーニャ「二号はエイラの事好き?」
猫<なう
サーニャ「そう....私もよ」
サーニャ「ねえ、二号、私はどうやったらもっとエイラに甘える事が出来 るかしら?」
猫<ふみゃー
サーニャ「そうよね...猫に聞いても分かる訳」スリスリ
サーニャ「え?」
猫<みゃー スリスリ
サーニャ「二号...」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:59:19.19 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ありがとう、二号」ナデナデ
猫<なう
サーニャ「それじゃあ、そろそろ上がって寝ましょうか」
猫<なーう
サーニャ「大丈夫よ」
サーニャ「つめれば三人でも寝られるわ」
猫<なう!!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:04:53.25 ID:jGQEaWQP0
次の日
ミーナ「みんな、お別れの挨拶は済んだわね」ボロボロ
バルクホルン「すまない...ミーナ...まだ言い忘れた事がある...気がす る」ズビビー
ミーナ「トゥルーデ...」ポロポロ
バルクホルン「二号...絶対に...絶対に....生きてお前の元に会いに行く からな」ボロボロ
ミーナ「トゥルーデ....」ボロボロ
エーリカ「そんな、今生の別れみたいに...」
シャーリー「だから、近場だって言ってんのにな」
芳佳「エイラさんはもう良いんですか?」
エイラ「まあな...また今度遊びに行くさ...」
芳佳「大人ですね」
バルクホルン「にごうー」ダバー
ミーナ「にごうー」ダバー
サーニャ「・・・」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:09:13.82 ID:jGQEaWQP0
ミーナ「それじゃあ、これで」
サーニャ「少し、待ってください」
エイラ「サーニャ」
サーニャ「・・・」テクテク
サーニャ「勇気をくれて...ありがとう」ナデナデ
猫<にゃー
サーニャ「私はこれで、十分です」
ミーナ「そう?それじゃあ」
運転手「それでは出発しますね」ブロロロロ
「「「「「 じゃあねー二号ー 」」」」」
猫<なおー
ブロロロロロロロロロロロロ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:11:40.64 ID:jGQEaWQP0
ガチャ
エイラ「はあー...二号は行っちゃったなー」
サーニャ「そうね」
エイラ「はー...」
サーニャ「ねえ、エイラ、やっぱり寂しい?」
エイラ「まあな...」
サーニャ「なら」テクテク
エイラ「ん?どうした?こんなに寄ってきて」
サーニャ「・・・」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:13:07.01 ID:jGQEaWQP0
サーニャ「なーお///」
エイラ「!?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:17:49.23 ID:jGQEaWQP0
エイラ「ど、どうしたいきなり!?」
サーニャ「エイラが寂しそうだと思って」スリスリ
エイラ「い、いや、ちょっ///」
サーニャ「エイラはいや?」ピョコン
エイラ「いや...そう言うわけじゃ」
サーニャ「それは良かった」スリスリ
エイラ「い、いや、でも一旦待ってくれ///」
サーニャ「にゃー」ペロペロ
エイラ「は、鼻血が///」ボタボタ
サーニャ「にゃ?」
サーニャ(二号が教えてくれた、猫になりきる作戦...効いてるのかしら? )
エイラ(ここは...天国か...)
なーお
終わり
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/10(土) 00:58:23.07 ID:35OPPCTxO
乙
ぬこになりきってエイラとイチャイチャしようとちゅるサーニャ可愛い可 愛い
ニャーサーニャ可愛いニャー
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/10(土) 16:14:32.02 ID:d3zq0DwDO
これは大変素晴らしいエイラーニャにゃん
オツダナー
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/10(土) 18:08:11.58 ID:sJhYwB4fo
乙
サーニャ飼いたい
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:20:19.33 ID:XASHiQ+a0
エイラ(あーあ、なんだか今日も上手く生きそうにないなー)
エイラ(取り敢えずコースも考えて来たけど、何となくまわれないと思う し....)
エイラ(やっぱり今日いきなり告白は早いよなー)
サーニャ「....イラ」
エイラ(朝のタロットもあんまりよくなかったし...)
サーニャ「エイラ!!」
エイラ「うお!?なんだ?」
サーニャ「話聞いてた?」
エイラ「ごめん、聞いて無かった...」
サーニャ「もう...」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:25:18.86 ID:XASHiQ+a0
エイラ「で、どうしたんだ?」
サーニャ「あれ、見て...」
エイラ「ん?」
ネコ<ミャーオ
エイラ「あれって、猫の事か?」
サーニャ「うん...怪我してるの」
サーニャ「確かに、ちょっと行ってみるか」
エイラ「うん」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:32:03.08 ID:XASHiQ+a0
猫<なーお
エイラ「おーしおしおし、こっちだこっち」チッチッチ
猫<ふにゃあー ゴロゴロ
エイラ「おお、可愛いぞ、サーニャも触ってみろ!!」
サーニャ「うん...」ソー
猫<フニャアアアア!!
サーニャ「」ビクッ
エイラ「お、おい暴れるな!」ガタガタ
サーニャ「....警戒してるみたいね」
エイラ「全く、折角サーニャが触ってくれるってのに...」ボソッ
サーニャ「エイラ?」
エイラ「い、いや...何でも無い///」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:37:04.98 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「それにしても、酷い汚れね...」
エイラ「ああ、見た限り飼い猫じゃないようだな」
サーニャ「怪我もしてるみたい...もしかしたら」
エイラ「?」
サーニャ「もしかしたら、誰か人間に酷い事されて怪我したんじゃないか しら、それでさっき警戒してたのかも」
エイラ「なるほど.....あれ?じゃあなんで私は懐かれてるんだろ」
サーニャ「...ごめんなさい、そこまでは」
エイラ「いやいや、何でもかんでも分かるわけないよな!」アセアセ
サーニャ「・・・」ショボーン
エイラ「ごめん」ショボーン
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:42:39.74 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「この子、連れ帰っちゃダメかしら?」
エイラ「え?」
サーニャ「ここらへんにそんな酷い人が居るなら居させたくないし、飼い 主も見つかるかもしれないでしょ?」
エイラ「んー...それもそうだな、それじゃあ、一旦連れて戻ってみるか 」
サーニャ「その前に、この子を綺麗にしてあげましょう?」
エイラ「そうだな」
サーニャ「あっちの方に井戸があったわ」
エイラ「それじゃあ、そこで...ん?」
エイラ(そういえば、これじゃあ、サーニャとデート出来ないじゃないか !!)
サーニャ「どうしたの?エイラ」
エイラ「なんでもない...」トホホ
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:46:52.31 ID:XASHiQ+a0
エイラ「ふうー...」ゴシゴシ
サーニャ「綺麗になったわね」
エイラ「ああ、コイツー、体洗う時も私以外だと暴れるんだからなー」
サーニャ「エイラの洗い方が気持ちいいのよ」
エイラ「そうかな?///」
サーニャ「それにしても、汚れが落ちたら綺麗な色してるのね」
エイラ「そうだな、サーニャみたいな綺麗な白色だ」
サーニャ「エイラ///」
エイラ「そうだ、コイツの名前はサーニャ二号だ!」
サーニャ「エイラ!?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 15:57:04.82 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・
エイラ「てことで、連れ帰ってきた」
猫<にゃー
ミーナ「・・・」
バルクホルン「また、ミーナが頭を抱えている...」
もっさん「...エイラ、ここは危険な物だっていっぱいある、そんな所で猫を飼うのは」
エイラ「分かってるよ、ちゃんと責任もって面倒見るし、何よりすぐ飼い主を見付けるから」
もっさん「うーむ、それでもな」
エイラ「お願いだからー「分かったわ」
もっさん「!?」
バルクホルン「いいのか?」
ミーナ「そのかわり、早急に飼い主を見つける事、ちゃんと目を離さず世話をする事」
エイラ「あ、ありがとう中佐」パアアアアア
ミーナ「あと、私にも触らせてくれないかしら?///」
もっさん。バルクホルン「「ミーナ!?」」
エイラ「いやー、止めといた方が...」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 16:02:06.87 ID:XASHiQ+a0
フシャー キャー
オジャマシマシター
バタン
エイラ「ふうー...」
サーニャ「どうだった?エイラ?」
エイラ「まあ、色々あったけど、大丈夫だろ」
サーニャ「そう、それは良かった」
芳佳「あれー?こっちから猫の鳴き声がーって、あれ?エイラさん?頭に 乗っけてる猫は?」テクテク
エイラ「おおう、宮藤、コイツはサーニャ二号、よろしくな」
猫<なーお
リーネ「わー、可愛いねー」
芳佳「うん!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 16:08:10.39 ID:XASHiQ+a0
芳佳「触ってみても良いですか?」
エイラ「止めといた方が良いぞ、私以外が触ろうとすると、攻撃するんだ 」
芳佳「そうなんですかー、それは残念」
リーネ「あれ?この子怪我してるんですか?」
エイラ「ああ、私達が見つけた時から怪我してたんだ」
芳佳「それは、大変!すぐ治療しますね」
エイラ「おっ、サンキュー」
芳佳「ふん」
リーネ「がんばれー、芳佳ちゃん」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 16:14:19.82 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
芳佳「ふうー、これで完了です」
エイラ「どうだ?ちゃんと動けるようになったか?」
猫<にゃー クルクル
エイラ「おお!俊敏な動きが出来るようになったぞ!」
猫<なーお ペロペロ
芳佳「もーくすぐったいよー」アハハ
リーネ「芳佳ちゃんに懐いたみたいだね」
エイラ「何だとー、私の二号なのにー」
芳佳「私、昔からこういう事あるんですよ」
サーニャ「・・・」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/09(金) 18:56:07.87 ID:oeHbiQYIO
猫に嫉妬してるサーニャ可愛い
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/09(金) 21:32:14.93 ID:Tav/MpQm0
文字通り泥棒猫だったのかwwww
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:09:04.66 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜ごはん前
ルッキーニ「ねー、ご飯まだー」
バルクホルン「全員に連絡があるから、少し待っていてくれ」
シャーリー「ん?お前は何の事か知ってるのか?」
バルクホルン「まあな、何の事かは本人から聞いた方が良い」
シャーリー「ほーん」
エーリカ「ねー、ごーはーん」
バルクホルン「お前は話を聞いていたのか!?」
芳佳「二号のご飯出来ましたー」
ミーナ「それじゃあ、皆でご飯にしましょうか」
シャーリー「二号?」
バルクホルン「あれだ」
エイラ「行くぞ二号、お前の晴れ舞台だ」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:19:36.97 ID:XASHiQ+a0
猫<なーお テクテク
シャーリー「ん?あれって」
ルッキーニ「猫ー!!?」
ペリーヌ「あら、毛並の良い猫ですわね」
芳佳「ですよね、でも捨て猫だったんですよ」
リーネ「芳佳ちゃんがけがを治してあげたんだよねー」
エーリカ「よくミーナが許したねー」
バルクホルン「あの、愛くるしさにやられたらしくてな」
ミーナ「あの食べてるものは、猫が食べても大丈夫なの?」
もっさん「ああ、猫まんまと言ってな」
エイラ「よーし、二号たーんと食べろよ」
猫<モチャモチャ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:27:16.74 ID:XASHiQ+a0
ルッキーニ「ねー、エイラ、あたしにも触らせてー」
エイラ「おいおい、食事の邪魔するなよ」
シャーリー「そうだぞルッキーニ、取り敢えず、飯食ってからにしろ」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「エイラさんは二号と一緒に離れて食べるのね」
エイラ「ああ、私が面倒見なくちゃな」
ミーナ「あらあら」
サーニャ「・・・」モグモグ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:42:29.09 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エイラ「それで、この二号の飼い主を捜して欲しいんだ」
ルッキーニ「えー、うちで飼うんじゃないのー?」
バルクホルン「それは流石に危険すぎる」
エイラ「そうなんだよな....二号の安全のためにはこんな最前線には居さ せられないんだよな」ウル...
シャーリー「もう、飼い主としての自覚芽生えてんのかよ」
ミーナ「まあまあ、そうなっても偶には遊びに来て貰いましょ」
エーリカ「うわー、ミーナ激甘じゃん」
バルクホルン「おそらく、ミーナの母性に直撃したのだろう」
エイラ「取り敢えず、その日まではよろしくな」
猫<なーお
(((( 可愛い/// ))))
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:50:22.16 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
風呂
芳佳「うわー、現れてるのに逃げないなんて偉いですねー」
エイラ「いやいや、これは私が洗うのが気持ち良いからだぞ」ワシャワシャ
猫<みゃー ヌクヌク
リーネ「うわー、ホントに気持ち良さそう」
ルッキーニ「それじゃあ、次は私がエイラに洗って貰うー」
エイラ「ダメだダメだ、今の私は二号の飼い主なんだからな」
ルッキーニ「ちぇー」
サーニャ「・・・」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 22:53:58.88 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ね、ねえ...エイラ...」
エイラ「ん?どうしたサーニャ...」ワシャワシャ
サーニャ「そ、その...髪の毛...」
エイラ「ごめん、声が小さくて聞こえなかった、もう一度言ってくれ」ザ パー
猫<ふしゅー ブルブル
サーニャ「ごめんなさい、なんでもない」テクテク
エイラ「そうか?」
サーニャ(今日は...一人で洗いましょう)ワシャワシャ
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:03:10.38 ID:XASHiQ+a0
エイラ「ほらほらー」ヒュンヒュン
猫<ぶにゃー バッバッ
芳佳「今は二号と遊んでるんですか?」
エイラ「ああ、もう疲れさせて寝させようと思ってな」
ルッキーニ「遊ぶなら、私にもやらせてー」
エイラ「いいぞ、ほら」
シャーリー「あんまりはしゃぎ過ぎて、お前が汗だくになるなよ」
ルッキーニ「はーい」
ミーナ「いいわね、私にもやらせてくれないかしら」
エイラ「皆で交代で遊んでやってくれ」
「「「「 やったー 」」」」
サーニャ(もう、夜間哨戒の時間なのに、エイラが見送ってくれない)
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:08:00.97 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ねえ、エイラ」
エイラ「ん?どうした、サーニャ」
サーニャ「もう、こんな時間よ」
エイラ「ああ、ごめんごめん、もう夜間哨戒の時間か、見送ってやらなく ちゃな」
サーニャ「エイラ」パアアア
エイラ「よし、行くぞ、二号」
猫<フニャアア
サーニャ「・・・」ションボリ
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:11:51.80 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロロロロ
サーニャ(二号が来て、エイラが全然構ってくれない)
サーニャ(とても...寂しい)
サーニャ(私も、二号になりたい...)
サーニャ(もし、早く二号の貰い手が見付かったら...)
サーニャ(ダメよね...こんな事考えたら...)
ボロロロロロロロロ
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:14:33.94 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フラフラ
サーニャ(疲れた...)
サーニャ(エイラ...)ヨロッ
エイラ「んー」ムニャムニャ
猫<すーすー スリスリ
サーニャ(今日は...上で寝ましょう)
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:21:53.46 ID:XASHiQ+a0
数日後
芳佳「もう、皆になつきましたね」
エイラ「ああ、そうだな」
猫<なーお ペロペロ
リーネ「もー、くすぐったいよー」
ルッキーニ「ねー、リーネ早くー」
バルクホルン「おい、ルッキーニ少尉、次は私の番だ!」
エイラ「ああ、でも、サーニャにはなついてないんだよな」
芳佳「そうなんですか?」
エイラ「ああ、サーニャだけ皆より一緒に居る時間が少ないから」
芳佳「それは...仕方ないですね...」
ミーナ「みんな!二号の飼い主が見つかったわ!!」バンッ
「「「「「!?」」」」」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:28:42.99 ID:XASHiQ+a0
バルクホルン「ば、場所は!?」
ミーナ「ここから、少し離れてるけど...大丈夫、すぐに会いに行ける所 よ」
エイラ「良かった...」
猫<なーお
エーリカ「なんやかんやで、ミーナとトゥルーデが一番お熱だったね」
もっさん「まあ、あの二人は特別母性が多そうだからな」
エイラ「それで、いつになるんだ?」
ミーナ「それが、明日には出発しなくちゃいけなくて」
バルクホルン「何だって!?」
サーニャ(明日?)
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:35:13.03 ID:XASHiQ+a0
バルクホルン「何だってそんな急に!!」
ミーナ「丁度したその町に行く車に送ってもらう事になってるの」
バルクホルン「そんな、明日直ぐにお別れだなんて...あんまりだ」
ミーナ「仕方ないの、そうしなくちゃ近くで引き取ってもらえなかったの 」
ミーナ「でも、安心してトゥルーデその人はいつでも遊びに来てくれても かまわないの言ってくれてるの」
バルクホルン「そうか!!それならいつでも会えるな」
エーリカ「常識の範囲内にしてね」
ミーナ「それじゃあ、みんな明日までに二号にお別れを済ませておいてね 」
「「「「「 はーい 」」」」」
エイラ「良かったな、二号、いつでも会いに行けるってよ」
猫<なーう
エイラ「喜んでくれてるのか?」
猫<みゃーお
エイラ「へへっ、コイツめ」
サーニャ「・・・」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:40:16.46 ID:XASHiQ+a0
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブロロロロロロロロロ
サーニャ(二号が、いなくなっちゃう)
サーニャ(確かに、エイラはそのぶん私に構ってくれるようになるかもし れない)
サーニャ(でも...それで、いいの?)
サーニャ(二号に嫉妬したままでお別れしちゃって....)
ブロロロロロロロロロ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:44:41.49 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ふう、疲れた...」
ミャーオ
サーニャ「この声...」
猫<ニャー テクテク
サーニャ「二号...」
サーニャ(泥だらけ...一人で遊んでたのかしら...)
サーニャ「・・・」
サーニャ「二号...汚れてたら一緒に寝れないわ...」
サーニャ「一緒に、お風呂に入りましょう」ニコッ
猫<なーお
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:49:38.83 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ごめんね、私じゃ、エイラみたいに気持ち良く洗えてないかも しれないけど」ゴシゴシ
猫<にゃああ フルフル
サーニャ「これで、終了」ザパーン
猫<ふにゅー フルフル
サーニャ「それじゃあ、一緒に湯船に浸かりましょう」
猫<ふみゃああ
テクテク
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:54:52.09 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「....ふぅ」
猫<なーう パシャパシャ
サーニャ「...ねえ、二号」
猫<にゃ?
サーニャ「二号はエイラの事好き?」
猫<なう
サーニャ「そう....私もよ」
サーニャ「ねえ、二号、私はどうやったらもっとエイラに甘える事が出来 るかしら?」
猫<ふみゃー
サーニャ「そうよね...猫に聞いても分かる訳」スリスリ
サーニャ「え?」
猫<みゃー スリスリ
サーニャ「二号...」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/09(金) 23:59:19.19 ID:XASHiQ+a0
サーニャ「ありがとう、二号」ナデナデ
猫<なう
サーニャ「それじゃあ、そろそろ上がって寝ましょうか」
猫<なーう
サーニャ「大丈夫よ」
サーニャ「つめれば三人でも寝られるわ」
猫<なう!!
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:04:53.25 ID:jGQEaWQP0
次の日
ミーナ「みんな、お別れの挨拶は済んだわね」ボロボロ
バルクホルン「すまない...ミーナ...まだ言い忘れた事がある...気がす る」ズビビー
ミーナ「トゥルーデ...」ポロポロ
バルクホルン「二号...絶対に...絶対に....生きてお前の元に会いに行く からな」ボロボロ
ミーナ「トゥルーデ....」ボロボロ
エーリカ「そんな、今生の別れみたいに...」
シャーリー「だから、近場だって言ってんのにな」
芳佳「エイラさんはもう良いんですか?」
エイラ「まあな...また今度遊びに行くさ...」
芳佳「大人ですね」
バルクホルン「にごうー」ダバー
ミーナ「にごうー」ダバー
サーニャ「・・・」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:09:13.82 ID:jGQEaWQP0
ミーナ「それじゃあ、これで」
サーニャ「少し、待ってください」
エイラ「サーニャ」
サーニャ「・・・」テクテク
サーニャ「勇気をくれて...ありがとう」ナデナデ
猫<にゃー
サーニャ「私はこれで、十分です」
ミーナ「そう?それじゃあ」
運転手「それでは出発しますね」ブロロロロ
「「「「「 じゃあねー二号ー 」」」」」
猫<なおー
ブロロロロロロロロロロロロ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:11:40.64 ID:jGQEaWQP0
ガチャ
エイラ「はあー...二号は行っちゃったなー」
サーニャ「そうね」
エイラ「はー...」
サーニャ「ねえ、エイラ、やっぱり寂しい?」
エイラ「まあな...」
サーニャ「なら」テクテク
エイラ「ん?どうした?こんなに寄ってきて」
サーニャ「・・・」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:13:07.01 ID:jGQEaWQP0
サーニャ「なーお///」
エイラ「!?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2015/01/10(土) 00:17:49.23 ID:jGQEaWQP0
エイラ「ど、どうしたいきなり!?」
サーニャ「エイラが寂しそうだと思って」スリスリ
エイラ「い、いや、ちょっ///」
サーニャ「エイラはいや?」ピョコン
エイラ「いや...そう言うわけじゃ」
サーニャ「それは良かった」スリスリ
エイラ「い、いや、でも一旦待ってくれ///」
サーニャ「にゃー」ペロペロ
エイラ「は、鼻血が///」ボタボタ
サーニャ「にゃ?」
サーニャ(二号が教えてくれた、猫になりきる作戦...効いてるのかしら? )
エイラ(ここは...天国か...)
なーお
終わり
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/10(土) 00:58:23.07 ID:35OPPCTxO
乙
ぬこになりきってエイラとイチャイチャしようとちゅるサーニャ可愛い可 愛い
ニャーサーニャ可愛いニャー
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/10(土) 16:14:32.02 ID:d3zq0DwDO
これは大変素晴らしいエイラーニャにゃん
オツダナー
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/10(土) 18:08:11.58 ID:sJhYwB4fo
乙
サーニャ飼いたい
おすすめSS
サーニャ「……エイラとキスしてみたい」
とてもキレイな内容のSSです。ぜひみてください!
サーニャ「エイラはセックスしたことある?」
ちょっとお馬鹿な二人の会話がおもしろいっす。
サーニャ「え、エイラ……そんなに舐めないで……」
心が動物化してしまったエイラ、素直な行動にサーニャは・・・
サーニャ「エイラ、どうして無視するの」 エイラ「……」
なぜかサーニャを無視するエイラ、エイラの思惑とは?
サーニャ「エイラとするより気持ちい・・・」宮藤「だろ?」
見ての通りNTRです、エイラの行き過ぎた反逆が始まる・・・その結末は!?

Entry ⇒ 2016.11.03 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ SS | Comments (10) |
宮藤「エイラさんに無言の強制中出しだいしゅきホールドされてみたい」

1 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:22:47.03 ID:PwbeXegx0
※タイトル通りシモネタ多めです
■■談話室■■
サーニャ「わかる、わかるわ芳佳ちゃん 無言なのよね」
宮藤「うん 無言だよね この場合」
ルッキーニ「無言?エーなんでー」
サーニャ「 恥じらいよ!!! 」クワッ!
宮藤(うわっビックリした)
ルッキーニ「んー・・・」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1421479366
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/17(土) 16:40:00.43 ID:OIKMDrUo0
ぐちゃぐちゃに泣かせたい
みたいなやつの続編か
ドロドロレイプしたいだったっけ
>>5
良く解りましたね&覚えてましたね
前作は 宮藤「エイラさんをドロドロに犯して泣かせたい」ですが
相当前の続きなんで前作読んでなくてもOKな内容のはずです
関連SS
宮藤「エイラさんをドロドロに犯して泣かせたい」
雰囲気通りキャラ崩壊注意です!
苦手な方はご遠慮ください!!【管理人】
2 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:27:24.44 ID:PwbeXegx0
サーニャ「まずハシタナイ言葉を口にできるほどエイラの肝っ玉は座ってないわ」キッパリ
サーニャ「でも受け身のままじゃダメ、本当は先に進む覚悟は出来てる」
サーニャ「そこを伝えたいが為の…ヘタレながらの度胸一発での事なのよ」ドン!
宮藤「そうそう、恥ずかしがって顔も見せないんだよね」
宮藤「腕も回して こう『ギュッ…』 と密着して、肩に顔置く感じで___
宮藤「ん!…ん!…っふ! っあ! エイラさん…私!もう!」ユッサユッサ
宮藤「え!? ちょ!エイラさん!? ダメですって!」アタフタ
宮藤「離し!もう!で っああ! …みたいなねwww?」
ルッキーニ「オオォ~~~ 相変わらず芳佳演技派ダネェェ~」パチパチ
サーニャ「芳佳ちゃんイイわ もう最っ高! ちょっとトイレ行ってきていいかしら?」
宮藤「ダメダメwww やめてよサーニャちゃんwww」
アハハハハハ キャッッキャッキャ ウフフフフフ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/17(土) 16:35:45.30 ID:IjckEscnO
ナンダコレ……
3 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:35:39.27 ID:PwbeXegx0
宮藤「でも確かにルッキーニちゃん相手だと…う~ん」
宮藤「そのシチュエーションはベストじゃないかもね」
ルッキーニ「デショー? 大体ヘタレだs
サーニャ「やっぱりルッキーニちゃんとならエイラの錯乱倒錯攻めしかないかも」
サーニャ「シチュは失恋?NTR?いや…想い人の戦死でもいいわね…」
サーニャ「満たされない心と体を慰めるのに、その寂しさを紛らわせようとして」
サーニャ「優しさで傍にいてくれたルッキーニちゃんの上目遣いにズッキュンきちゃって」
サーニャ「何だかんだ葛藤と錯乱の末に押し倒しての騎乗位ポジションね」
サーニャ「 ヘタレ狐の半べそヤケクソSEXよ! 」コブシガッ!
宮藤( スロットル全開だなぁサーニャちゃん 溜まってるのかな? )
ルッキーニ「そいで、必死になりすぎて中出し回避失敗って感じになりそー」
宮藤「あ、それ有りそうwww で逆ギレ的にエイラさんが泣いちゃうんだよね」
6 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:42:04.38 ID:PwbeXegx0
宮藤「サーニャー サーニャー 何でなんダヨー」(ナリキリ)
ルッキーニ「エイラ~もうこんな事やめてよー(泣」フリフリ
宮藤「五月蝿いゾ、ルッキーニ 静かにしてろヨー」ズッチャズッチャ
ルッキーニ「エイラもうダメだって! もう____ンァ!」ビクン!
宮藤「 エ…なんで中で出しちゃったんダヨ! 中はサーニャだけなんダゾ! 」
宮藤「 バカバカバカ! 中はサーニャが! サーニャ…サーニ ウワーーン! 」
サーニャ「プププププ やっぱり泣いてるエイラはカワイイわ」
宮藤「だよね!」
サーニャ「でもちょっと私もほんとに怖くなってきたわ」
宮藤・ルッキーニ「え?」
サーニャ「エイラの余りのマルチロールファイターっぷりに」ガクガク
アハハハハハ キャッッキャッキャ ウフフフフフ
坂本「 …おい宮藤 」
8 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:47:54.05 ID:PwbeXegx0
宮藤「どうしたんですか坂本さん、さっきからずっと黙ってましたけど」
坂本「うむ… その…お前が言ってたソレなんだがな」
宮藤「エイラさんの錯乱逆ギレレイプですか?」
坂本「違う違う もっと前だ」
宮藤「えっと… 無言の強制中出しだいしゅきホールド、ですか?」
坂本「そう、それだ」
宮藤「坂本さん、軍人たる者__物事は正確に復唱して伝えるべしって」
宮藤「いつも言ってるじゃないですかぁー」
坂本「はっはっは! スマンスマン、横文字が入るとどうにも苦手でなぁ…」
9 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:51:27.53 ID:PwbeXegx0
坂本「ん! ん”ん! ゴホン! ・・・・スゥ」
宮藤・サーニャ・ルッキーニ( ____来るか! )
坂本「 無言の強制中出しだいしゅきホールドだ 」キリリィッ!
「 オォォー 」「 サスガネ 」「 カックイー! 」パチパチパチ(拍手)
宮藤「さすがですw 坂本さんが言うとカッコイイですwww」パチパチパチ
サーニャ「私、ドキッとしました少佐」パチパチパチ
ルッキーニ「少佐のキメ顔で言われたらもう逃げれないって思っちゃった」パチパチパチ
坂本「 ッフ そうか? 」眼帯パカ! & 魔眼キラーン!
アハハハハハ キャッッキャッキャ ウフフフフフ ハッハッハッハッハ
10 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:54:05.62 ID:PwbeXegx0
ルッキーニ「それでどうしたの少佐?」
坂本「ああ、丁度昨日ミーナにされてしまったものでな」
宮藤「うっわぁ~ エロいなぁ~」キラキラ
坂本「しかしだな」
ルッキーニ「少佐は自分がしたい方なんだよねー」
坂本「そうだ!そうなんだ! 解ってくれるかルッキーニ!」
ルッキーニ「少佐いつもいってるじゃーん ベッドでは私は本当は受けタイプなんだって」
サーニャ「でもそれじゃあやっぱりまだ…」
坂本「うむ、未だにミーナが受けのままなのだ…」
11 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 16:57:04.22 ID:PwbeXegx0
坂本「私だって扶桑ナデシコの名を背負って立つ身だ」
坂本「組み敷かれてアンアン言いたいし…」
坂本「歯を食いしばってシーツにだってしがみつきたいというのにだ!」
坂本「全部だ!全部ミーナに持って行かれてしまうんだ!」
サーニャ(可哀想な少佐)
坂本「その上強制ホールドまで使われてしまっては…」
坂本「夜伽の立場を逆転するのは更に難しくなってしまったと憂鬱でな」
ルッキーニ「もう~少佐がサッサと言わないからじゃんー」
坂本「言えるわけないだろう!? 私が悪いのか? 宮藤!お前言えるか?」
12 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:01:16.23 ID:PwbeXegx0
宮藤「え? う~~~ん」
宮藤(リーネちゃんの場合…バルクホルンさんの場合…ハルトマンさん………)
宮藤「 坂本少佐、私も言えません! 」
坂本「そうだろう? 意識的でも無意識的でも自然と相手に合わせる気持ちってものが_
ルッキーニ「マンマはやった後は絶対にすぐ反省会しなきゃダメだって言ってたよ?」
坂本「な!」
ルッキーニ「悪かった所と良かった所をちゃんと言い聞かせなさいって」
宮藤(スゴイ… Noと言える外国人…)
坂本「反省会か…今のミーナのニャンニャンっぷりを考えると恐ろしい事が起きそうだ…」
サーニャ(ニャンニャンっぷりって…)
13 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:04:33.52 ID:PwbeXegx0
ルッキーニ「まあ私はシャーリー相手なら攻めでも受けでもどっちでも良いけど ウシシシシシ」
宮藤「確かにシャーリーさんの包容力なら…どっちでもOKかもね」
坂本「シャーリーの攻めとなるとどうしてもパイ○りの画が浮かぶな私は」
ルッキーニ「使い魔もウサギだから一回燃え上がったら結構スゴイかも!」
ルッキーニ「すれ違いざまとかにー今夜の予告を耳元でささやいてきたり」ニシシシ
坂本「なるほど、あの少し悪戯っぽい声と表情で…うむ、悪くないな」
サーニャ「私としてはやっぱり憧れのお姉さんキャラだから___
宮藤「あ~アレでしょ? 優しく微笑みながら言われたい?『中で良いぞ』とか」
14 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:07:02.25 ID:PwbeXegx0
サーニャ「 ふぅ~~~~ ┐(´ー`)┌ 」頭フリフリ
サーニャ「芳佳ちゃんもまだチョット理解ってない所があるわね」
芳佳(あ、コレちょっと五月蝿い所の琴線に触れちゃった感じだ)
サーニャ「姉キャラって、バルクホルン大尉みたいな妹煩悩タイプだけじゃないの」
サーニャ「シャーリーさんは放任で大らかながらも、要所要所でちゃんと導くタイプなの」
サーニャ「だからこそ現役ウィッチに中出しなんて所業は」
サーニャ「ちゃんとたしなめて叱ってくれる筈よ」
芳佳(サーニャちゃん中出しシチュ好きなんだなぁ~ まあ私も大好きだけど)
芳佳(選択肢でそれ以外を選ぶ人の気がしれないもん)
15 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:08:54.11 ID:PwbeXegx0
坂本「はるほど、一理ある」
芳佳「『バカヤロー!何で中に出しちゃうんだよ~』とか言いながら」
芳佳「枕元のティッシュをシュッ!シュッ!と焦って抜きとるシャーリーさん…」
ルッキーニ「……ブツクサ怒りながら背中を丸めてティッシュで股を拭くシャーリー」
サーニャ「それよ! そういう事よ! 凄くいいわルッキーニちゃんも!」
サーニャ「今私の心のスタンプカードにボーナスで2ポイントが押されたわ!」
アハハハハハ キャッッキャッキャ ウフフフフフ ハッハッハッハッハ
16 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:15:01.28 ID:PwbeXegx0
サーニャ「はぁ~ でも私も中出しS●Xしてみたいわ」
宮藤「え? サーニャちゃんだったら、多分エイラさんならいつでも__
サーニャ「ハルトマンさんとか!」
宮藤(Oh…)
サーニャ「どういう感じになるのかしら」
坂本「ハルトマンならわりかし本気になったらキチンと正面切っていってきそうだが」
坂本「割りとフラットな感じで、子供を作りたいとハッキリとな」
サーニャ「いいわ…とっても… 作りましょう、私達の愛の結晶…」ポワーン
宮藤「でもそのイメージなら、本来ミーナ隊長だったんですけどね」
坂本「もう、そうれはいい…」
17 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:20:53.91 ID:PwbeXegx0
ルッキーニ「でも少佐も悪いんだよー」
坂本「なに?」
ルッキーニ「多分ミーナもベッドで少佐がイマイチノッてないのを肌で感じてるんだよ」
ルッキーニ「体の相性悪いと思われてるのかなぁ~とかぁ」
ルッキーニ「少佐の数々の女性遍歴の遊びの一人だったのかしらぁ~ とか」
サーニャ「その辺りの不安からの既成事実化オペレーションだったって事?」
ルッキーニ「そうじゃないカナー」ウンウン
宮藤「ホント坂本少佐は罪作りな人ですね(笑」
坂本「…少し寒気がしてきたぞ」
18 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:23:42.17 ID:PwbeXegx0
サーニャ「カールスラント組で言えばバルクホルン大尉も直接言ってきそうね」
宮藤「テレッッッテレで耳まで真っ赤にして だけどね」
ルッキーニ「ニャハハハハハ」
坂本「__おっ、そういえば宮藤」
宮藤「 ? どうかしましたか坂本さん」
坂本「この前言ってた申し開き書だが、ちゃんと用意してるか?」
ルッキーニ「え? 芳佳またなんかしたの?」
宮藤「うん… 実はチョットいまトラブってて」エヘヘヘ
19 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:27:39.99 ID:PwbeXegx0
坂本「10日ほど前にヘルマが基地に寄ったことがあっただろう」
サーニャ「確か…アフリカでの新兵器耐気候テストの移動で基地に一泊した…」
坂本「そうだ その時にヘルマとチョットあってな」
ルッキーニ・サーニャ(・・・?)
宮藤「実はヘルマちゃんへのセクハラ容疑で問題になって」
ルッキーニ・サーニャ(…まぁ驚いたって事はないけど)
坂本「ヘルマが宮藤の直属の上司である私に報告して来た時点では」
坂本「私もなるべく穏便にすまそうと、のらりくらりかわして隠蔽を図っていたんだが」
坂本「私が宮藤を処罰するつもりがないと悟ったのか…」
坂本「事もあろうにミーナや軍上層部にまで報告してしまってな…」
20 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:31:04.06 ID:PwbeXegx0
ルッキーニ「ウワァオー 思ったよりピンチじゃん芳佳ー」
宮藤「えへへ それで坂本さんが、動きが本格化する前に申し開き書を各方面に送って」
宮藤「事態の沈静化を図ったほうが良いってアドバイスしてくれたんだけどね」
サーニャ(亀の甲より年の功って事かしら…)
サーニャ(流石坂本少佐、泣かせたウィッチは数知れずなだけあるわね)
ルッキーニ「ふーん それで出来たの? 芳佳見せて!」
坂本「どうなんだ宮藤」
宮藤「はい!昨日ちゃんと訓練後に書きました!」ガサゴソ
21 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:32:27.59 ID:PwbeXegx0
宮藤「じゃあせっかくなんで私読みますんで、感想聞かせてもらっても良いですか?」
坂本「良いだろう、この 『501淑女の会』 の皆で添削してやろうじゃないか」
ルッキーニ「イイヨー!」
坂本「よし!読んでみろ宮藤」
サーニャ「芳佳ちゃん頑張って」
宮藤「おほん! では宮藤芳佳、行きます!」
22 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:38:41.95 ID:PwbeXegx0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宛_
第501統合戦闘航空団司令 ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐
並びに軍査問委員会の皆さん
私は厳重に抗議します!
あの日、あの時、あの場所に…私と同じ境遇になった事もない
人が私を裁くという暴挙を。
そしてヘルマ・レンナルツ曹長の大いなる誤解に基づいた報告
だけを不当に取り上げ、不幸と偶然が重なった事故が私の
セクハラ行為と断定されている現状にです。
断じて許せない。
長旅の疲れと扶桑式の風呂にノボセてしまい、脱衣場にへたり
込んでいたヘルマ曹長を、私が欲望のままに全身くまなく執拗に
舐めまわした…
との今回の案件ですが、この認識自体が大変な誤解なのです。
23 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:40:38.07 ID:PwbeXegx0
中佐にも先日繰り返し説明した事でありますが、風呂場で倒れて
いたヘルマ曹長を発見した私は当然介抱しようと駆け寄った訳
です。
そこで行った行為は紛れも無い人命救護処置です。
熱っぽいヘルマ曹長を最も効率よく冷やす方法、・・・・そう
私の唾液を全身につける事によって、気化熱の作用で冷却して
いたのです。
限られた時間と選択肢の中でこれ以上の方法があるでしょうか?
いいえ絶対ありえません。
私の救命行為を、変にセクハラに結びつける事こそがそもそもの
間違いの始まりなのです。
なぜその様な誤解が発生したのか、まさか皆様ならそうしたいと…
自分なら当然そんな欲求に駆られるだろう…という推察でしょうか?
己の欲望と、歪んだ性欲を私に重ねて断罪するなど言語道断!
24 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:41:48.89 ID:PwbeXegx0
ヘルマ曹長をペロペロしたいが余りに、一足お先に初物を頂いた
私に嫉妬の念をいだき、なりふり構わず強権を振りかざす__
残念ながら其れが今の皆様の真の姿なのです。
しかし、私は皆様が今一度この文書を誠意を持って受け止めて
下されば、紳士に反省し、またヘルマ曹長の私への誤解も解いて
いただける物と信じています。
なぜなら我々は皆、信頼と誠実さをなによりも重んじる、
誇りある軍人なのだから
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
25 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:43:24.80 ID:PwbeXegx0
追記、
あとゼイ肉の少ないヘルマちゃんのおっぱいは体温が高いと解かった事。
ロリキャラの魅力はハリのあるちっぱいや、小ぶりで掴みやすいお尻、
スラっと伸びたカモシカのような肢体だけじゃない。
薄くて小さくてかわいいお腹周りもまた素晴らしい…下乳や内ももと同じ
くらい私のペロペロに反応する様子を拝めた事は収穫でした。
(ノボセてない通常時の反応も同様であるかは次回以降の確認事項)
以上、 第501統合戦闘航空団 宮藤芳佳 おわり
26 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:44:35.10 ID:PwbeXegx0
サーニャ「 グレイト… ユーアーグレティストよ 芳佳ちゃん 」サムズアップ
サーニャ「最後にセクハラのお裾分け情報持ってくるのもポイント高いわ」
坂本「会心の出来だな宮藤!」パチパチパチ
ルッキーニ「芳佳スゴイ! コレじゃ何も言い返せないヨ」
宮藤「えへへへへ みんなありがとう 自信が出てきたよ!」
その時、宮藤達が平和な一時を過ごしている談話室にけたたましいサイレンが鳴り響く
ウゥーーーーーーーーーー! ウゥーーーーーーーーーー!
27 : ◆MlR6diThiE[saga]:2015/01/17(土) 17:46:14.94 ID:PwbeXegx0
サーニャ「あら もうお昼だわ」
ルッキーニ「おなかすいたー 芳佳お昼ご飯なにー?」
宮藤「今日は昨日のすき焼きの残り使って すき焼き丼だよ」
坂本「そいつはイイな、私は卵半熟とじで頼むぞ」
宮藤「じゃあ今回の定例会はお開きって事で・・・」
宮藤「次回開催時には、私達がさらなる淑女になっている事を願って 解 散! 」
おわり
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/17(土) 21:04:28.05 ID:h10pKDaa0
相変わらずのナイス猥談だ・・・乙。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/01/17(土) 17:53:40.42 ID:XS+SInoIO
続きはよ
おすすめSS
バルクホルン「宮藤、尻をだせ」芳佳「は、はいぃ!」プリンッ
お姉ちゃんは自分に素直になったほうがいいと思います。
宮藤「バルクホルンさんって変態だったんですね!」
なんてこった・・・な展開です。正直え○ちなのかどうかわかりません。
美緒「最近ミーナが冷たい、気がする」
急に美緒に対し、距離を置くミーナの心境は?美緒は芳佳とリーネに相談をする、芳佳達の作戦とは?
ルッキーニ「おまたから血がでる」
!!?
サーニャ「あんっ、エイラ……そんなに見ちゃダメぇ……」
後半まさかの展開、サーニャがいきなりぶっとんでます!

Entry ⇒ 2016.10.07 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ SS | Comments (49) |
もっちゃん「ストライクウィッチーズ…?」

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/27(日) 10:35:37.39 ID:wVKKQa3D0
まったり進行
スペース失礼します
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406424927
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 10:37:28.58 ID:wVKKQa3D0
―1945年 某日―
早朝
501JFWロマーニャ基地 某所
美緒「……むぅ。 やはり読めんな」ジ
美緒「……」
美緒「…んー…」キョロキョロ
美緒「……腹も空いたし、引き揚げるか。 無駄足だったな」スタスタ
ガコッ
美緒「っ!?」バッ シュタ
美緒「……なんだ? 何か踏んだか?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 10:40:08.13 ID:wVKKQa3D0
…ゴゴゴゴゴゴ
美緒「!」
ゴゴゴ…
美緒「…隠し部屋?」
美緒「……」スタスタ
美緒「…………」キョロキョロ
美緒「不自然に広いな。 …しかし何も無い部――…む?」
美緒「……壁に何かある」サスリ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 10:43:22.61 ID:wVKKQa3D0
美緒「酷く汚れているが……鏡か?」マジマジ
美緒「淵に文字が彫ってあるが、さっぱり読めん…」
美緒「……」
美緒「…………」ジー
美緒「…しかし酷い顔をしているな。 なんだ、この締まりの無い面は?」ペシペシッ
美緒「……」
美緒「んっ…!」キリ
美緒(………妙だな? なんだか自分にしては幼く見える気がする)
美緒「汚れているからか? ボヤけているからわからんな…」ゴソ
美緒「…少し磨いてみるか」スッ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 10:45:33.82 ID:wVKKQa3D0
美緒(これでも子供の頃は、先生みたいな大人に成るのかと淡い期待も抱いたんだが…)ゴシゴシ
美緒「……参ったな、未だひよっこという訳か」ゴシゴシ
鏡「…~~」ユラ
美緒「ん…?」
鏡「~~!」フィィイン
ピカァァアアーー
美緒「!! なっ!? なにぃ!?」
――――
――
―
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 10:47:36.61 ID:7EjEqZvMo
な、なんやとぉっ!?
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/27(日) 10:48:55.45 ID:ZHLlZ4l1O
!?
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 11:12:00.63 ID:wVKKQa3D0
朝
宿舎 台所(食堂)
エーリカ「おっはよー」スタスタ
芳佳「あ、おはようございます! ハルトマンさん」ジャブジャブ
リーネ「朝ご飯、テーブルの上に出てますよ。 今ライスよそりますね?」
エーリカ「あー私パンがいいから自分で取るよ。 それより、トゥルーデ怒ってた?」
芳佳「あはは…。 い、いつも通りだと思います」カチャカチャ
エーリカ「じゃあまだ平気か。 よしよし!」
芳佳「あのぉ…、偶にはちゃんと起きないとバルクホルンさん可哀想ですよ…?」
エーリカ「ありがとう宮藤! でも大丈夫、私もちゃんとギリギリで調節してるから」
芳佳「ぎ、ギリギリじゃダメですよぉ!?」ガーン
リーネ「ぁはは…」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 11:18:15.92 ID:wVKKQa3D0
エーリカ「いっただきまーす」
エーリカ「もぐもぐ…」
エーリカ「~………ん?」チラ
リーネ「ハルトマン中尉、お水ですけど…」コト
エーリカ「ねぇねぇ?」
リーネ「はい、なんですか?」
エーリカ「もしかして、サーニャン起きてる?」
リーネ「え? ……いえ、見てませんから…多分寝てると思いますけど」
芳佳「どうしたんですかー?」スタスタ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 11:23:02.17 ID:wVKKQa3D0
エーリカ「宮藤ー! そこのご飯誰の分?」チョンチョン
芳佳「あっ! それは坂本さんの分だから食べちゃダメですよ!?」
エーリカ「食べないってば」
リーネ「……芳佳ちゃん。 坂本少佐、やっぱり遅過ぎないかな? なにかあったのかも…?」
エーリカ「そんなに遅いかな? 普通だよ」モグモグ
芳佳「…そうだね? 朝練に熱中して時間忘れちゃってるのかも…」
リーネ「でも、あの坂本少佐が時間を守らないなんて変だよ…。 なにか事件に巻き込まれたんじゃ……」
芳佳「えぇ!?」
エーリカ「…大丈夫なんじゃない? ミーナが動かないうちは」
『いいえ、動きます』
エーリカ「もぐ……?」クル
芳佳「ミーナ中佐!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 11:25:09.54 ID:wVKKQa3D0
ツカツカツカ
ミーナ「私も心配になって見に来たけど、坂本少佐はまだ戻っていないのね?」
リーネ「はい…。 今日は起きてから一度も見ていません」
ミーナ「部屋にも戻った様子はないし…」
エーリカ「まだ訓練してるんじゃないの?」モグ
ミーナ「いつものビーチにも滑走路にも姿は無かったわ。 朝練は上がっている筈なのよ…」
エーリカ「え? それじゃあ行方不明?」
芳佳「えぇぇ!? 坂本さんがっ!?」
リーネ「どうしよぅ…!」
ミーナ「落ち着きなさい、ふたりとも」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 11:31:16.11 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「大事にするにはまだ早いわ。 先ずは私達で手分けしてよく探してみましょう」
芳佳「は、はいっ!」
リーネ「了解…」
ミーナ「フラウも食べ終わったら手伝ってくれないかしら?」
エーリカ「りょ~ふぁ~い」モゴモゴ
――――
――
―
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 12:14:25.62 ID:wVKKQa3D0
司令室
エーリカ「……結局見つからなくて、大事になったね?」
ミーナ「美緒…」ギュ…
エーリカ「ミーナ落ち着きなって。 焦っても状況は変わらないんだからさ」
ミーナ「わかっているわ! ……はぁ…美緒…」
バタンッ
バルクホルン「駄目だミーナ! 再三の呼び出しにも姿を見せない! 基地本部の施設内にもいなかった!」
ミーナ「……っ」
バタバタバタッ
シャーリー「中佐! 基地員も皆、朝から見てねぇって…!」ザッ
ルッキーニ「つかれたぁ~」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 12:17:19.74 ID:wVKKQa3D0
ドタドタドタ
エイラ「ダメだぞ中佐ぁ。 サーニャの魔法で探したけど、見つかんねぇぞ!?」ザザッ
サーニャ「すみません……半径5キロ圏内の外にはいないと思います…」
ダバダバダバ
ペリーヌ「ミーナ中佐―!!! 少佐はっ!? 少佐が見つかりませんわ!!」ダッ
芳佳「ど、どっどうしようっ!!!?」
リーネ「よ、芳佳ちゃんも、ペリーヌさんも落ち着いて…っ」
ミーナ「………………」ゴゴゴゴゴ
エーリカ「(う、まずい…)みんなストーップ! ミーナ今考え纏めてるから、順番にね?」
ミーナ「……」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 12:22:01.69 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「……」カチャ
ガザッ
ミーナ「………各班、直ちに状況を報告しなさい…」
『はっ! こちらA班、坂本少佐の消息跡は未だ――』ガザ
ミーナ「嘘言わないでっ!! 何も無い筈無いでしょう!!! ちゃんと探しなさいっ!!」
一同「「『っ…!?』」」ビクッ
エーリカ「…………ミーナ、ぇっと――」
ミーナ「どんな些細な事も報告しなさいっ!!! どんな事もよっ!!」
リーネ&サーニャ「ひっ…!」ブルブル
芳佳「み、ミーナ中佐…!?」
ルッキーニ「……ぃ…」ガクブル
シャーリー「よしよし。 大丈夫だぞ、ルッキーニ」ギュ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 12:30:06.14 ID:wVKKQa3D0
バルクホルン「……み、ミーナ…、落ち着け…? 他の者達の目も考えて、だな…」オズオズ
ミーナ「っ……」
『………………ほ、ほほ…報告します、隊長…』ガザ
ミーナ「……」
『…………ぁ…、しっ失礼しまし――』
ミーナ「…なに? 早く言いなさい」
『ぁ……そ、その…。 先日封鎖した遺跡の入口を……あの、誰かが突破したような痕跡が…』
ミーナ「!!!」
『…ただ、その……本当に僅かなので、多分動物かなにかが――』
ミーナ「美緒っ!!」ダッ
バルクホルン「!? おい、ミーナ!!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/07/27(日) 12:34:02.56 ID:wVKKQa3D0
エイラ「遺跡に行く気か? …中佐すげーキレてるから危ないんじゃないか?」
サーニャ「……坂本少佐は遺跡に…?」
シャーリー「追うぞ!」ダッ
ルッキーニ「ぁ…! ま、まってシャーリー!?」グス
芳佳「私達も行こう!」タタッ
ペリーヌ「当然ですわ!!」タッ
リーネ「まって芳佳ちゃーん!」
バタバタバタ――
エーリカ「あー、もしもし? ハルトマンだけど、皆一度引きあげていいよ。 それで救護班を遺跡入口までおねがーい」
『……り、了解しました』
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 14:27:27.90 ID:tp4fZITaO
繝溘・繝翫■繧・s繝偵せ繝・Μ繝・け
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 14:29:02.11 ID:7EjEqZvMo
日本語でおk
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 18:31:31.95 ID:tp4fZITaO
文字化けしてる、なんでや!
『ミーナちゃんバイオレンス』なんて書き込んだからか!?
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 17:49:20.64 ID:wVKKQa3D0
基地下 古代遺跡
ミーナ「美緒っ! 居るの!? 美緒ー!!」
バルクホルン「ミーナ、落ち着け! 闇雲に進むと危険だ!」
エーリカ「トゥルーデー! ミーナ大丈夫?」スタタタ
バルクホルン「ハルトマン!? お前までついて来てどうする!」
エーリカ「みーんな来てるよ。 少佐とミーナが心配なんだから、野暮言わないでよ!」
バルクホルン「……宮藤達は?」キョロ
エーリカ「シャーリーが付いてるよ。 通信機渡して、他を探してもらってる」
バルクホルン「…そうか。 流石だ」
エーリカ「へへーん! 暫くは寝坊していいよねぇ?」
バルクホルン「調子に乗るな!」
ミーナ「美緒ー! 返事をしてちょうだーい!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 17:52:09.03 ID:wVKKQa3D0
――――
――
―
芳佳「坂本さぁーん!」スタスタ
リーネ「どこですかー?」
ルッキーニ「しょーーさ~~?」
ペリーヌ「返事をしてくださいましっ!! 少佐―!!!」
シャーリー「お前らっ! あんまり先行くなって! はぐれ――っあだ!」ゴツン
エイラ「大丈夫かー? シャーリー」
サーニャ「よ、芳佳ちゃん……シャーリーさんが…、怪我…」
エイラ「サーニャ、それじゃ多分聞こえないぞ?」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 18:08:20.27 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「~っ! いってぇー……。 視界が暗いから気をつけた方がいいな?」サスサス
エイラ「ワタシ達は平気だ。 これぐらいの暗さなら全然視えるぞ! な、サーニャ?」
サーニャ「…うん」
タッタッタッ
芳佳「シャーリーさん! 怪我は大丈夫ですか!?」ステテ
リーネ「よ、芳佳ちゃん! まってぇ~」
ルッキーニ「あ~~んっ! 独りにしなぃでぇ~!!」
ペリーヌ「わわ、わたくしの台詞ですわ…っ!」
サーニャ「……聞こえてた」ムス
エイラ「ゴメン」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 18:35:19.61 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「ああ、ちょっとぶつけただけだから平気だよ。 別に怪我はしてねぇから」
シャーリー「……それより、こんなとこ唯闇雲に探してたって効率悪すぎるな」
エイラ「そーだなー。 別に少佐がいる保証もないしな」
ペリーヌ「エイラさんっ!! なんて事言いますの貴女は!」
エイラ「は? ホントのことだろ? ていうか、こんな所にいた方がイヤだろ。 絶対マトモじゃない状態で見つかりソーだし」
リーネ「え、エイラさん…」
芳佳「そんなーっ!!? 坂本さんがぁー!!!」
ルッキーニ「あにゃー! 少佐がミイラに~!」
芳佳「えぇぇ!!? や、やだよそんなのっ!!」ガーン
リーネ「芳佳ちゃん、多分それは無いと思うから…大丈夫だよ」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 01:06:18.71 ID:ZCnsuBCU0
ペリーヌ「ルッキーニさんっ!! ふざけないで!!」クワッ
シャーリー「……エイラ、変なこと言うなよ」ジト
エイラ「え?」
サーニャ「……エイラ…」ジー
エイラ「へ? ナ、ナンダヨ!? ワタシなんかダメだったのか!?」
芳佳「と、とにかく! 早く坂本さんを見つけましょう! もしかしたら助けを求めているかもしれません!!」ダッ
ペリーヌ「言われるまでもありませんわ! 行きますわよ、リーネさん!」グイ
リーネ「あ、ペリーヌさん!? 芳佳ちゃん!」ヨロヨロ
ルッキーニ「シャーリーもいこっ!」グイ
シャーリー「あーもぅ、わかってるけど……お前ら走るなって!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 18:40:17.48 ID:wVKKQa3D0
バタバタバタ――
エイラ「…ダウジング持ってくればよかったなー」
エイラ「………ワタシ達も行くか、サーニャ?」チラ
サーニャ「……」
エイラ「? サーニャ、どうした?」
サーニャ「……エイラ、これ…?」チョン
エイラ「ん?」
エイラ「…お! スイッチかコレ? よく見つけたなサーニャ?」
サーニャ「私、ナイトウィッチだし…」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 18:42:26.35 ID:wVKKQa3D0
エイラ「さっすがサーニャ! ……ソリャ!」ポチッ
サーニャ「ぁ…!」
エイラ「エ? 押しちゃダメだったのか?」
『ぎゃああぁあああぁああ!!!!』
サーニャ「……」
エイラ「……」
サーニャ「エイラ……今、芳佳ちゃん達の悲鳴が――」
エイラ「き、キノセイダロ!! ……ウン、ワタシ達も少佐探そう! ナ!?」アセアセ
サーニャ(帰り道どうしよう…)
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:03:44.16 ID:wVKKQa3D0
――――
――
―
ゴロゴロゴロゴロ~
ドシャ
芳佳「ぐぇ!?」ベチャ
ペリーヌ「きゃっ!」ドサ
リーネ「ひゃあっ!?」ドサ
シャーリー「あぐぁっ!」ドサ
ルッキーニ「うじゅあー!!」シュタッ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:06:10.69 ID:wVKKQa3D0
芳佳「うぅ……お、重い…」
ペリーヌ「い、いぃ言っておきますけど! わたくしだけの重さじゃありませんからねっ!! ///」
リーネ「…ぃ……怖かったぁ」
シャーリー「わりぃ、重いのあたしだ。 今どくから」ムクリ
ルッキーニ「なに今のー!? たのしー!! もっかいやりたーい!」キャッキャッ
ペリーヌ「じょ…冗談じゃありませんわ……っ! こんなのは二度とごめんです」
シャーリー「くっそ…、古代ウィッチの罠か。 急に床が抜けちまうとは……」イテテ
シャーリー「おい、皆怪我ないか?」
芳佳「す、擦り傷ぐらいです…」ヨロ
リーネ「…私も」
ペリーヌ「奇跡的に眼鏡も無事でしたわ」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:09:17.16 ID:wVKKQa3D0
ルッキーニ「……ありゃ? シャーリー! エイラとサーニャがいないよー?」
シャーリー「え、マジかよっ!? …くっそ、逸れちまったか!」
芳佳「そんなっ!」
リーネ「ど、どうしよう…」
シャーリー「幸い、あのふたりは暗がりでも目が効くけど……迷ってたらまずいな」
ペリーヌ「その前に、わたくし達が今いる場所もわからなくなってしまいましたわ!」
ルッキーニ「うじゅあー、なんかすっごい広ーーい!」テテテー
シャーリー「あ、やべ! ハルトマンに貰ったシーバー!」ゴソゴソ
シャーリー「……よかった、あったー。 壊れてねぇ」ホッ
芳佳「…繋がるんですか?」
シャーリー「ちょっとやってみる――」
『シャーリー! シャーリー!! 誰か倒れてるよー!?』
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:21:58.70 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「…は? なにやってんだルッキーニのやつ」
シャーリー「おいルッキーニ! 下手に弄るなよー?」
芳佳「! エイラさんかサーニャちゃんかも!?」
ペリーヌ「まさかっ………少佐!!」
リーネ「うぅ……ひ、人の骨とかだったらどうしよう…」
シャーリー「……まぁゾンビじゃなきゃ死体に害はないから、平気だよリーネ? ほら行くぞー」ポン
ルッキーニ「……?」ツンツン
タッタッタッ
芳佳「ルッキーニちゃーん!」
ルッキーニ「…芳佳ー。 これ、少佐だよね?」ツン
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:25:13.94 ID:wVKKQa3D0
芳佳「え!? 本当にっ!!」
ペリーヌ「なんですって!? おどきなさいっ!!」グイッ
芳佳「あぐっ!?」ドテ ゴチン☆
リーネ「きゃー!! 芳佳ちゃん!?」
シャーリー「……おお、本当だ! でかしたぞ、ルッキーニ?」
ルッキーニ「…うん。 でもこれさー、なんか――」
ペリーヌ「少佐ぁ! 坂本少佐ー!! 目を覚ましてくださいまし!?」ユサユサ
芳佳「~だ、だみぇでひゅよ……ペリーヌひゃん…、下手に揺らひちゃ……」ピヨピヨ
リーネ「芳佳ちゃん、しっかりして!?」
ギャー ギャー
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:48:57.43 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「ストーップ!! お前ら お ー ち ー つ ー けっ!」パンッ
芳佳&リーネ「…!」ピタ
ペリーヌ「……で、ですが」
シャーリー「ちょっと錯綜してるから、順序良くいくぞ?」
シャーリー「まず…あたしらは今、少佐を発見した。 いいな?」
芳佳「はい」
ペリーヌ「……」
シャーリー「よし、ここへ来た目的は果たしたわけだ。 シーバーでハルトマン達を呼んで、すぐに引き上げるぞ?」
ルッキーニ「…まって、シャーリー?」ハイハイ
シャーリー「はい、ルッキーニ。 なんだ? 言ってみろ」ピシ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:50:59.58 ID:wVKKQa3D0
ルッキーニ「これホントに少佐?」
ペリーヌ「なっ! なにを言っていますの貴女は!? どう見ても坂本少佐じゃありませんこと!」
リーネ「うん、…服もそうだよね?」
芳佳「眼帯も坂本さんのだよ?」
シャーリー「扶桑刀も側に転がってるし間違いなさそうだけど…。 ルッキーニ、お前はどうしてそう思うんだ?」
ルッキーニ「だって、なんか……違くない?」
ペリーヌ「はい?」
リーネ「……?」
シャーリー「違うって……どこがだ?」
ルッキーニ「ん~~、わかんないけど……なんか…ちがうっ! うん、絶対ちがうよぉ!」
シャーリー「あぁ…??」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 19:52:16.83 ID:wVKKQa3D0
芳佳「…違うかなぁ? ……――」ジー
芳佳「!? …あっ!!!」
リーネ「ひゃっ!?」ビク
ペリーヌ「な、なんですの! いきなり」
シャーリー「何かわかったのか、宮藤!?」
ルッキーニ「……あーっ! あたしもわかった!」
リーネ「え、なに? えぇ??」
ルッキーニ「芳佳!」チラ
宮藤「うん! 確かめよう!」
ペリーヌ「へ? ちょっと貴女達…」
シャーリー「確かめるって…?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 20:18:29.97 ID:wVKKQa3D0
ルッキーニ「いくよ? ……いっせ~のぉ~」ワキワキ
芳佳「~せっ!」バッ
フニュ
ペリーヌ「っ!!?」
リーネ「えっ!?」
シャーリー「お、お前ら!? なにしてんだ!? ///」
ルッキーニ「……芳佳! やっぱり!」モミモミ
芳佳「…うん、小さい!! 坂本さんの胸はもっと大きかったよ!」モミモミ
ペリーヌ「……」
リーネ「……」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 20:22:07.11 ID:wVKKQa3D0
ルッキーニ「じゃあこの少佐は偽物かな?」ペタペタ
芳佳「うーん、でも確かに服とかは坂本さんので間違いないと思うし…」クリクリ
ルッキーニ「ん~~」モミモミ
芳佳「う~~ん」モミモミ
ペリーヌ「」
リーネ「」
シャーリー「…………わかった。 わかったから、そのへんで止めとけ //」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/27(日) 20:50:15.65 ID:PJ7w4H/Go
この淫獣は……
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:13:27.75 ID:wVKKQa3D0
数時間後
宿舎 医務室
ミーナ「……」
エーリカ「本当におっぱいのちっちゃい少佐だ…!」ツンツン
ミーナ「…やめなさい、ハルトマン中尉」グリッ
エーリカ「いたたた! ごめん、すみませんー!」
バルクホルン「しかし、着衣や所持品に至るまで間違いなく少佐の物だ」
シャーリー「……てことはやっぱり、少佐なんだよな?」
ミーナ「……」
リーネ「特に怪我もないのに、どうして目を覚まさないんでしょうか…? あ、あとその……む、胸も…//」
芳佳「坂本さん……っ!」フィィィン
ガチャッ
ルッキーニ「エイラとサーニャ帰って来たよー?」
サーニャ「坂本少佐……!」テテテ
エイラ「少佐ー!」スタタ
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:16:15.27 ID:wVKKQa3D0
ルッキーニ「少佐まだ起きないのー?」ダキ
シャーリー「……ああ。 今宮藤が頑張ってる。 んで、ペリーヌは?」ナデナデ
ルッキーニ「熱だしちゃったよ? 部屋にいるー」
シャーリー「……相当ショックだったんだろうな。 アレが」
ルッキーニ「あたしもショック~」
ミーナ「……」ゴゴゴゴ
シャーリー「! …しっ、ルッキーニ! 今はよせ」ヒソヒソ
エイラ「――…ん? アレ?」
サーニャ「…どうしたの、エイラ?」
エイラ「いや、なんかさぁ……。 少佐のムネ…ずいぶん小さくなってないか?」
サーニャ「!」
ルッキーニ「そだよ?」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:17:29.11 ID:wVKKQa3D0
シャーリー(……すげぇ、一目見て気づきやがった! 部屋が明るいつっても布団越しなのに…)
ミーナ「…………」
バルクホルン「…お、お前達。 茶化すつもりならその話はもう止めろっ…! 頼む!!」
ミーナ「………………」
エイラ「いや、チャカすっていうかさ? ……多分これ、ムネだけじゃないぞ?」
ミーナ「!」ピクッ
ミーナ「……どういうことかしら、エイラさん?」ズイィ
エイラ「うぇっ!? ……あ、えっとだな…。 なんか、全体的に小ちゃくなってんじゃねーかって…」
ミーナ「!? …っ!」バサッ
芳佳「ちょっ!? ミーナ中佐!?」フィィイン
ミーナ「……確かに、服もズボンも緩いわ…」クイ
シャーリー「…あっ、本当ですね? 袖も長いや」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:22:18.28 ID:wVKKQa3D0
バルクホルン「……そう言われてみれば、身体つきも普段に比べ細いような…?」
ミーナ「…顔つきもどことなく幼いわ」
エーリカ「寝顔でわかるの?」
リーネ「で、でもそれって……つまり」
ルッキーニ「? …少佐、こどもになっちゃったの??」
一同「……」
エイラ「……流石少佐だな。 ついに若返ってまで戦場に立つ気なんてな?」
サーニャ「エイラ……それ、あまり冗談に聞こえない…」
ミーナ「……」
エーリカ「シールド出せたりして?」アハハ
バルクホルン「やめろっ、ハルトマン!」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:25:04.60 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「…………」ワナワナ
シャーリー「と、とりあえず! 今は宮藤に任せて、少佐が目を覚ますのを待ちましょう! …あ~腹減ったなぁ、 そろそろ飯かー!?」アセアセ
ルッキーニ「ねぇねぇシャーリー? 少佐、何歳くらいになったの? あたしより下?」
シャーリー「だぁー!? 今は止めてくれルッキーニ!!」
ルッキーニ「? なんで?」
シャーリー「…なにっ!? 昼はパスタが食べたい~!? しょ、しょうがねぇな~も~!」アハハ…
ルッキーニ「え?」
シャーリー「じゃあ一緒に茹でようなー! あたしがソース作ってやるから、あはは~」グイー
ルッキーニ「じゅにゃにゃ!?」ヨロ
シャーリー「バルクホルン、後頼む! 失礼しまぁーすっ!」スタター
バタンッ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:26:18.03 ID:wVKKQa3D0
バルクホルン「ぐ……(シャーリーの奴め…!)」チラ
ミーナ「……美緒が…子供に…??」ワナワナ
バルクホルン「み、ミーナ。 私達も食事にしよう……腹が空いては考えも纏まらないだろう?」アセアセ
エーリカ「……そうだね? ルッキーニの料理じゃ心配だし」
バルクホルン「お前がそれをいうな!」
エーリカ「あははー、だね? まぁいいじゃん!」
エーリカ「サーニャンも行こう?」クイ
サーニャ「え……あ、でもエイラが」
エーリカ「いいよ。 どうせサーニャンについて来るから、心配しなくて平気!」スタター
エイラ「おい! サーニャを連れてくなー!」
ガチャッ
バタバタバタ――
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:27:32.71 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「……」
リーネ「……ミーナ中佐…」
バルクホルン「…ミーナ」ポン
ミーナ「………そうね。 ごめんなさい、少し気が動転しちゃって…」
ミーナ「宮藤さん…、後をお願いね?」
芳佳「は、はいっ!」
バルクホルン「…リーネも残るのか?」
リーネ「はい!」
バルクホルン「そうか。 お前達ふたりは坂本少佐に着いてやってくれ。 食事は私が持って来てやろう」
リーネ「はい…」
スタスタスタ
パタン
リーネ「……坂本少佐…、早く目を覚ましてください。 皆心配していますよ?」ニギ
芳佳(坂本さん…っ!)フィィイン
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:31:05.75 ID:wVKKQa3D0
翌日 早朝
チュンチュン
美緒「…………」
美緒「……」
美緒「…ぅ。 ~…」パチ
美緒「………ぁ、朝…?」
美緒(眠いなぁ…。 でも明るいし、起きなきゃ――)モゾ
美緒「……ぇ? …“明るい”…?」ムク
美緒「…??」
美緒「………おかしいな、確か私…遣欧艦に乗って……!?」キョロ
美緒「!」
芳佳「…zz……、…はぃ……さかもとさ…ん……zzz…」
リーネ「……すぅ…。 zz…」
美緒(………誰…?)
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:33:29.93 ID:wVKKQa3D0
美緒「…………」キョロキョロ
美緒「……」
芳佳「……zz」
美緒「…あの」ユサユサ
芳佳「~ん……、ふぁ…?」パチ
芳佳「…ぇ……はれ…、あさ…??」ボケー
美緒「すみません……あの…」
芳佳「へ…?」チラ
美緒「……」
芳佳「……」
美緒「…あ――」
芳佳「坂本さんっ!!?」
美緒「ひゃっ!? は、はい…っ!」ビク
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:36:24.94 ID:wVKKQa3D0
芳佳「坂本さぁん!! よかったー!」ダキ
美緒「わっ!? …えぇ??」
芳佳「本当によかったぁ……私、すっごく…っ……心配し…したんですっ…ょ……」グス
美緒「え、えっと……!??」
芳佳「……っ」グシグシ
芳佳「…リーネちゃん! 起きて!? リーネちゃん!」ユサユサ
リーネ「……ん~…、芳佳ちゃん…?」ムク
芳佳「リーネちゃん! 坂本さんが目を覚ましたよ!」
リーネ「…! 坂本少佐…!!」
美緒「は、はい! ………少佐?」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:37:44.79 ID:wVKKQa3D0
リーネ「~っ……」ウル
芳佳「リーネちゃん!?」
リーネ「よかったぁ…っ、……やったね…芳佳ちゃん…」ポロポロ
芳佳「うん! リーネちゃんが居てくれたおかげだよっ!」ニギ
リーネ「…ぅ……うぅ…」グス
美緒「……」ポカーン
美緒「…あの、取り込み中すみませんけど。 ちょっと聞いてもいいですか?」
芳佳「あ、ごめんなさい坂本さん! なんですか?」
リーネ「っ…」グシグシ
美緒「……ここは、何処ですか?」
芳佳「医務室です!」
美緒「ぇ…? いや…あの、どこの医務室……?」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:41:10.37 ID:wVKKQa3D0
芳佳「へ? …私達のですよ? 宿舎の医務室です」
美緒「……? もしかして、ここは欧州ですか?」
芳佳「なに言ってるんですか? 勿論ロマーニャですよ、坂本さん!」
美緒「えっ……ブリタニアは…」
美緒「…? ……??」キョロキョロ
リーネ「…坂本少佐?」
美緒「………あの。 どなたか存じませんが、私の階級は少尉ですので…」
リーネ「えっ!?」
芳佳「??」
美緒「す、すみません。 申し遅れましたっ! 私は扶桑海軍遣欧艦隊所属、坂本美緒少尉です」ペッコリ
芳佳「」
リーネ「」
芳佳「えぇぇえぇぇ!!?」
――――
――
―
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:45:15.24 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「っ……」ワナワナ
美緒「?」
芳佳「ミーナ中佐……あ、あの…」
バルクホルン「…なんてことだ」
エーリカ「昨日より小さくなってるね?」
リーネ「はい…。 様子が変だったので……芳佳ちゃんが診察しようとして、ベッドから出てもらったら…」
バルクホルン「だいたい155センチくらいと言ったところか?」
エイラ「うぇ~、ワタシより小せぇ~」
サーニャ(私の方がまだ小さい…)ウトウト
ルッキーニ「あ~ぁ、おっぱいも無くなっちゃったー…」ガックリ
シャーリー「お前はブレないな、ルッキーニ」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 21:48:02.72 ID:wVKKQa3D0
美緒「ぇ、……あっ…あの…?」オド
シャーリー「おぉ…!? 少佐がおどおどしてる!」
ミーナ「…ぁ……」ワナワナ
エイラ「中佐はワナワナしてるぞ?」ムフフ
サーニャ「エイラ…」
ミーナ(美緒が、子供に……! 本当に子供に…!?)
ミーナ「…み、……美緒…?」
美緒「…は、はぃ…っ!」ビクッ
ミーナ「貴女……今、いくつ…?」
美緒「……この前、14になりました」
ミーナ「……」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:03:33.14 ID:wVKKQa3D0
美緒「…えと、すみません。 ここは何処ですか? どうして私はここに……皆さんはどなたですか?」
ミーナ「」フラ
バタッ
シャーリー「うぉっ!? 中佐!!」
バルクホルン「ミーナッ!? しっかりしろ!」グイ
エーリカ「…とりあえずそこのベッドに運ぼうよ?」
エイラ「ココが医務室でよかったな」ナハハ
サーニャ「…エイラ……」
美緒「あ、あの……私の話を――」オズオズ
芳佳「えっと、ここはロマーニャにある501の基地ですよ?」
美緒「…501?」
シャーリー「おい、マジかよ少佐……それまでわかんなくなっちまったのか?」
美緒「え…? ……??」ポカン
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:05:25.01 ID:wVKKQa3D0
リーネ「私達は第501統合戦闘航空団のウィッチで、坂本少――…少尉はその戦闘隊長ですよ…?」
美緒「戦闘隊長…? 私が?」
ルッキーニ「そーそっ! すっごく恐いんだからぁ~!」
美緒「……統合戦闘航空団? そんなまさか、いつの間に…!?」
芳佳「坂本さん、ストライクウィッチーズですよ! 坂本さんが私を誘ったんですよ!? 覚えてませんか?」
美緒「ストライクウィッチーズ…?」
芳佳「一緒にガリアのネウロイを追い払ったじゃないですかっ!!?」
美緒「ぇ! ガリアを…!?」
シャーリー「…これじゃ埒が明かないな」ポリポリ
エイラ「話が全くかみ合ってないもんなー」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:07:22.81 ID:wVKKQa3D0
リーネ「……ど、どうしましょう?」
シャーリー「んー…。 少佐も案外落ち着いてるし、きちんと話をして情報を整理した方がいいな」
バルクホルン「――そうだな。 とにかく、何が起きたのか把握しなければ!」スタスタ
ルッキーニ「…中佐だいじょぶ?」
エーリカ「平気! いい機会だからゆっくり休んでもらうよ」スタタ
美緒「…すみません。 できれば、私も現状を整理したいのですが…?」
シャーリー「え? あ、あぁ…オッケー。 じゃあ、あたしが話すから皆いったん落ち着いてな?」
芳佳「は、はい」
ルッキーニ「うじゅー!」
バルクホルン(流石は少佐、小さくなっても我々より数段冷静だ!)
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:10:12.97 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「…うし! それじゃ、わるいけどあたしから質問させてくださいね?」
美緒「……はい」
シャーリー「あたしはシャーロット・E・イェーガー。 リベリオン陸軍大尉でこの501のウィッチなんですけど……そっちは?」
美緒「えっと…。 私は扶桑海軍少尉……遣欧艦隊所属の坂本美緒と申します、イェーガー大尉」ピシ
バルクホルン(やはり、流石少佐だ! ぎこちないながらも軍人らしい立ち振る舞い。 素晴らしい)ウンウン
エーリカ「……なに納得してんの、トゥルーデ?」ジト
シャーリー「あたしのことはシャーリーって呼んでたんですけど、憶えてませんか?」
美緒「…いえ、すみません。 リベリオン軍の方とは初対面だと記憶してます…」
シャーリー「そうですかー。 ……それじゃ、シャーリーって呼んでくれます?」ニコ
美緒「は、はい! ……シャーリー………た、大尉…?」オド
シャーリー「……(やべ、かわいい)」
エイラ(面白いな)
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:12:00.18 ID:wVKKQa3D0
バルクホルン「リベリアン! 話を進めろ!」
シャーリー「あはは、わるいわるい! ……で、少佐――…じゃねえのか」
シャーリー「…少尉はここで目が覚める前、どこでなにしてました?」
美緒「それは、えっと……ブリタニアに向かう途中の遣欧艦で…。 もう就寝時間だったので、その…自分の船室で寝てました」
シャーリー「……少尉、誕生日いつでしたっけ?」
美緒「ぇ…? …8月の26日です」
シャーリー「…なぁ? さっき、14になったばっかりって言ってたよな?」チラ
芳佳「はい。 ……まだ、ですよね? 8月…」
ルッキーニ「なんだ~、じゃ13才じゃーん! あたしとおんなじ~!」キャッキャッ
バルクホルン「待てよ? 少佐が14の年という事は、確か……」
リーネ「えーっと、…1938年?」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:16:12.07 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「その年の8月末ってなると…?」
バルクホルン「……丁度、“扶桑海事変”の後だな。 少佐はその頃に欧州へ渡り、宮藤博士と会ったそうだ」
芳佳「ここにいる坂本さんが、お父さんと…!?」
エーリカ「詳しいねトゥルーデ?」
バルクホルン「少佐はネウロイのコアを発見した最初の人物だからな。 当時から軍人だった者の耳に、その動向が入らないわけない」
エイラ「そっか、大尉は軍歴あるもんなー」
シャーリー「…つーと、この坂本少尉は渡欧当時の少佐ってことか?」
エーリカ「いやいや、流石に有り得ないでしょ? 小説じゃないんだからさ」
バルクホルン「いや! 信じがたいが、若返り等の単純な肉体異変ではない。 記憶や精神まで変わってしまっているんだ」
リーネ「あ、じゃあ……時間が巻き戻った、とか…?」オズオズ
芳佳「えぇぇ!?」
サーニャ「…すごい……!」
エイラ「サーニャ、信じるなって」ビシ
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:17:30.47 ID:wVKKQa3D0
シャーリー「……一応、辻褄は合うな?」
エーリカ「本気?」
バルクホルン「例の遺跡で発見されたというのも引っ掛かる。 また古代のウィッチが仕掛けた罠かなにかかもしれん」
ルッキーニ「うじゃーー!! のろい~~ッ!?」ガーン
芳佳「えぇぇえぇえ!!?」ガビーン
美緒(……なんだか変な話になってる気がする)
美緒「…すみません。 そろそろ私からも、聞いていいですか?」
シャーリー「あーっと、すみません! どうぞ?」ピシ
――――
――
―
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:20:33.67 ID:wVKKQa3D0
坂本の部屋
美緒「……」
美緒(……私が、二十歳…)
美緒(………この航空団の戦闘隊長で、ガリアを解放して、ネウロイも新型で――――?)
美緒「ぅぅ…、なにがなんだかさっぱり…」ガク
美緒(……それにここ…)
美緒「……」キョロキョロ
美緒(…物がなさ過ぎ)
美緒「!(掛軸…)」スタスタ
美緒「……“不撓不屈”…?」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:23:56.24 ID:wVKKQa3D0
美緒「…………」キョロ
美緒「この部屋、なんだか怖いな…」
美緒「……」
美緒「……少佐か…。 先生と同じ、佐官なんて…」
コンコン
美緒「!」
『さかもとさぁーん! 着替え持って来ましたー! 開けますよー?』
美緒「…は、はい。 どうぞ」
ガチャッ パタン
芳佳「失礼します!」
美緒「……」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:28:04.97 ID:wVKKQa3D0
美緒「セーラー…」
芳佳「あ、やっぱり嫌ですか…?」
美緒「いえ、そんなことありません。 ありがとうございます。 着てみます」
芳佳「……」
美緒「…ん……ぃしょ……っふ」セッセッ
美緒「……うん。 大丈夫そうです」ピシ
芳佳「あの、坂本さん?」
美緒「? はい?」
芳佳「そのぉ~…私なんかに敬語を使われちゃうと、緊張しちゃいますよ。 いつもみたいに話してください」
美緒「……そう言われても…」
芳佳「ほ、ほら! 私、軍曹だから! たとえ少尉でも坂本さんは上官ですし!」
美緒「……う、うん。 わかった、…宮藤さん」
芳佳「呼び捨てでお願いしますっ!」ズイ
美緒「えぇ!?」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:36:57.07 ID:wVKKQa3D0
――――
――
―
芳佳「――それで、私が慌てて振り返った時に坂本さんの胸を触っちゃって…“弛んどるー”って刀の柄でぶたれちゃったんです! えへへ」ニコニコ
美緒「へ、へぇ… ///」(なんで喜んでるの、この人?)」
芳佳「あの時は痛かったな~。 でも、あれのおかげで昨日は坂本さんの異変に気がつけたんだよね…」
美緒「…異変って」
芳佳「はい! 元の坂本さんより胸が小さく見えたので、ルッキーニちゃんと揉んでみて――」
美緒「っ!? //////」サッ
芳佳「あっ! 大丈夫です、触診しただけなので……もう揉んだりしませんから」
美緒「ぅ…//」
芳佳「…………多分…」ボソ
美緒「~~っ!! ///」チャキッ
芳佳「あぁぁ!! ご、ごめんなさいっ! なるべく、絶対触りません!」ワタワタ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:41:35.44 ID:wVKKQa3D0
美緒「~~ //」
美緒「――ん! ……そういえば、この刀…?」
芳佳「あ、烈風丸ですか?」
美緒「……烈風丸?」
芳佳「はい、坂本さんの刀です。 自分で造ったって言ってましたけど」
美緒「これを……私が…?」
芳佳「はい。 その刀で烈風斬を撃って、新型のネウロイも真っ二つにするんです!」
美緒「烈風斬…?」スラァ…
烈風丸「…~」ユラ
美緒「!?」パチンッ
烈風丸「」
美緒(……な、なに今の…!?)ドキドキ
芳佳「……やっぱり覚えてませんか?」
美緒「うん…、全然わからない。 けど、なんだかこの刀は抜いちゃいけない気がする」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:43:43.79 ID:wVKKQa3D0
芳佳「そうですか…」
美緒「……」
美緒「…………ぁ!」ピク
芳佳「?」
美緒「…私の……先生の刀は?」キョロキョロ
芳佳「え? せ、先生ですか??」
美緒「…先生から貰った刀がない」
芳佳「えぇーっと、あの…」
美緒「……宮藤! 私は先生の刀をどうしたのっ!?」ガシッ
芳佳「うぇぇ!? あ、あのっ!」ビク
美緒「大切な物なんだ! 宮藤!!」ユサユサ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:48:52.06 ID:wVKKQa3D0
芳佳「あぁ、その…っ! …坂本さんの言ってる刀かはわからないですけど、前に使ってた刀なら――」
美緒「!! どこ!?」
芳佳「…お、折れちゃいました。 ネウロイと戦って…」
美緒「っ!!?」ガーーン
美緒「…………そっか…」ガク
芳佳「坂本さん…?」
美緒「……」
芳佳「だ、大丈夫ですよっ! 前に使ってたのはきっとその先生の刀じゃないです!! 多分実家とかに大事に仕舞ってるんですよ!」
美緒「……私、渡欧艦に持って行ったけど」
芳佳「ぅ…!」
美緒(すみません先生…)
美緒「……」
コンコンッ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:52:26.04 ID:wVKKQa3D0
芳佳「!」
『…坂本しょ――』
『……』
芳佳「?」
『……坂本少尉? 開けるわよ?』
ガチャ
芳佳「ミーナ中佐!」
ミーナ「あら宮藤さんまで…――」パタン
ミーナ「!!?」ギョッ
美緒「……」
芳佳「もう起きても大丈夫なんですか?」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:55:33.90 ID:wVKKQa3D0
ミーナ(……セーラー服……ですって…!?)ワナワナ
芳佳「? …ミーナ中佐?」
美緒「…?」チラ
ミーナ「っ!(なにそのピュアな瞳……!? あぁ、美緒…っ!!)」ガクガク
芳佳「ミーナ中佐! 大丈夫ですか!?」
ミーナ「――ハッ!」ビク
美緒「??」
ミーナ「…ぇ、ええっごめんなさい! 大丈夫よ、心配ないわ。 ありがとう」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 22:59:37.21 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「……」
美緒「…な、なんですか…?」タジ
ミーナ「……美緒…。 貴女いったい、なにをしてしまったの…?」
美緒「ぇ…」
ミーナ「私のこと、憶えていないの?」
芳佳「ミーナ中佐…」
美緒「……すみません」
ミーナ「…そう。 困ったわね」
美緒「あのっ、…今って本当に1945年なんですか?」
ミーナ「……ええ、そうよ。 確かめたいなら新聞でもラジオでも、なんでもあるから言って頂戴」
美緒「……そんな…」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 23:01:31.53 ID:wVKKQa3D0
ミーナ「貴女は一昨日までは間違いなく坂本美緒少佐だったわ。 それは事実よ」
美緒「っ…」
ミーナ「変わってしまったのは周りではなく貴女なの。 その辺りの認識を――」
芳佳「み、ミーナ中佐! やめてください!!」バッ
ミーナ「……宮藤さん…?」
芳佳「坂本さん困ってますから! 今はちょっと待ってください!」
美緒「宮藤…」
ミーナ「…わかりました。 私は一度失礼します」クル
ミーナ「……宮藤さん。 坂本“少尉”をお願いね?」
芳佳「…はい」
ミーナ「……」ツカツカ
ガチャ パタン
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/07/27(日) 23:04:32.24 ID:wVKKQa3D0
芳佳「……」
美緒「宮藤? 私、なにか悪いことしちゃったかな…」
芳佳「ぇ? い、いぃえ! そんなことないですよ!?」
芳佳「…ミーナ中佐は、501ができる前から坂本さんとは友達だったらしいですから」
美緒「そっか…」
芳佳「……」
美緒「……」
芳佳「………坂本さん! 少し外に出ませんか?」
美緒「え?」
芳佳「気分転換しましょう! ね? 行きましょう!」グイ
美緒「ぅあ、あのっ……ちょっと!?」ヨロ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:05:19.39 ID:VgEypHDc0
宿舎 廊下
芳佳「――だから元々この宿舎も、古い遺跡だったみたいなんですよ?」スタスタ
美緒「へぇー。 それで廊下の壁が無いんだ…」スタスタ
芳佳「もう砂や落ち葉が入り放題で、お掃除が大変なんですよ~」
美緒「…掃除してるの?」
芳佳「放っておくと汚れちゃいますから」
美緒「えぇー…」
――テテテテッ
美緒「ん?」ピタッ
芳佳「どうしました?」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:07:50.75 ID:VgEypHDc0
美緒(……気のせいか)
美緒「ごめん、なんでもな――」
『うじゃ!』
ワシッ
美緒「っ!?」ビク
芳佳「わぁっ!! ルッキーニちゃん!?」
ルッキーニ「うじゅあ~! 隙あり~!」モミモミ
美緒「ひ…!? ///」
ルッキーニ「………やっぱ小ちゃい。 うにゃ…」モミ…
美緒「~~~~っ!!//////」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:09:11.84 ID:VgEypHDc0
シャーリー「…ルッキーニのやつ、急に走り出してどこ行っちまったんだ?」
シャーリー「アレはまた悪戯する感じの顔だったし。 一応見にいかねぇと後が――」
『きゃぁあっ!!!!』
シャーリー「ぅあ゛!? な、なんだ? すんげぇ乙女な悲鳴!」
『いだーーーぃっ!!?』
シャーリー「……今度はルッキーニの悲鳴だっ!」ダッ
――――
――
―
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:14:59.18 ID:VgEypHDc0
ルッキーニ「ぅ……ぐじゅ…」
美緒「~~っ! …っはぁ………はぁ…! ///」
芳佳「る、ルッキーニちゃん大丈夫!?」
ルッキーニ「…っ、ぃだぃ……」ウル
タッタッタッ
シャーリー「お前らっ! なにやってんだよ!?」
芳佳「シャーリーさん!」
ルッキーニ「ぃ…、 …~~ぅぇぇえぇええん」
美緒「ぁ……!」ギク
シャーリー「…おいおい、どうしたルッキーニ?」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:18:18.17 ID:VgEypHDc0
ルッキーニ「ぅぇえぁ…っ、ぁあ゛~~」
美緒「ご、ごめん……ぁの…」オドオド
シャーリー「……宮藤。 ルッキーニのやつなにやったんだ?」
芳佳「え、えぇっと……坂本さんの胸を急に後ろから…」
シャーリー「あー、やっぱそれか。 納得」
美緒「…ごめんなさい。 私がついこれで殴ってしまって……」チャキ
シャーリー「んー、まぁ悪戯して叱られるのはいつも通りなんですけど…。 まさか少尉、手加減なしにやっちゃいました?」
芳佳「え? どういうことですか、シャーリーさん!?」
シャーリー「少佐が宮藤やルッキーニ達のこと、本気でぶつわけないだろ? 叱るのにも加減ってのがあるんだよ。 少佐はその辺絶対にわきまえてたからなぁ」
芳佳「そうだったんだ…!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:21:53.59 ID:VgEypHDc0
ルッキーニ「っえぐ……ぇぎゅ…っ…」グスッ
シャーリー「でも14の少尉には難しかったみたいだな、…そんなもので殴られたら泣くほど痛いに決まってる」
美緒「……すみませんでした…」シュン
シャーリー「あたしに謝られても困りますよ、少尉」
美緒「…はぃ」
シャーリー「ほらルッキーニ、少佐が話があるってよ? しっかり聞いてやれ」ポンポン
ルッキーニ「ぅぐ……ぅ…」
美緒「ルッキーニ少尉……すみませんでした」ペコ
ルッキーニ「…っ……」グシグシ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:25:47.91 ID:VgEypHDc0
シャーリー「ほら、お前はどうするんだ?」
ルッキーニ「…うん。 ぃぃょ…」グス
シャーリー「……そうじゃないだろ? なんでお前はぶたれたんだっけ?」
ルッキーニ「…っ……あたしも、ごめんなさぃ…」
シャーリー「ん、よしよし」
芳佳「ルッキーニちゃん!」
シャーリー「…てことで、お相子でいいですか? 流石にこいつも反省してますし」
美緒「あ、はい。 勿論」ドキ
シャーリー「よっしゃ! じゃあ解決だな」ニコ
芳佳「よかったぁー!」ホッ
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:28:38.99 ID:VgEypHDc0
ルッキーニ「ぅ……ぅぁあぁ…」グス
シャーリー「ルッキーニ、いつまでも泣いてちゃ恥ずかしいぞ? ほらしっかりしろ、友達になるんだろ?」ナデナデ
ルッキーニ「ぐしゅ…っ……ぅん…」
芳佳「友達…?」
美緒「……」
シャーリー「こいつ、少佐が自分と同じくらいになったもんだから一緒に遊びたかったんだよ。 普段じゃ少佐相手にあんな悪戯、流石にしないし」
芳佳「そ、そうですよね。 確かに……いつもなら私やリーネちゃんだもん」
シャーリー「…そもそも、少佐の背後なんてルッキーニでも取れねぇから。 前に一度やって半泣きで帰ってきたもんな?」
ルッキーニ「……ぅ…」コク
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:32:39.76 ID:VgEypHDc0
美緒「私と…友達に…?」
シャーリー「階級も年も同じようなもんですし、…ここはひとつお願いします!」パシッ
芳佳「わぁー、いいなぁ! 坂本さん、私もお願いしますっ!」
美緒「ぇ…、宮藤まで…!?」
ルッキーニ「ぐしゅ……しょうさ…」スッ
美緒(……これは、握手ってこと?)
シャーリー「……」
芳佳「坂本さん!」
美緒「………うん。 よろしく、ルッキーニ」ニギ
ルッキーニ「!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:34:55.87 ID:VgEypHDc0
シャーリー「よかったな?」フフ
芳佳「やったね、ルッキーニちゃん!」
ルッキーニ「…うん!」
ルッキーニ「……ありがとっ、モッチー!」ギュ
美緒「へ!??」ビク
シャーリー「おお! 結局ファミリーネームから取ったのか?」
ルッキーニ「うん! こっちのがミオミオよりかわいーもん!」
シャーリー「…でも殆ど原型とどめてねぇぞ?」
ルッキーニ「いーのっ!」
美緒「な、なんの話!?」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/08/06(水) 02:37:28.23 ID:VgEypHDc0
芳佳「モッチー……可愛いですね、坂本さん!」
美緒「そんな…」
シャーリー「あははは! まぁ少尉になってる間ぐらいは、大目にみてやってください」
美緒「なってる間って…」
ルッキーニ「モッチー! お菓子食べにいこっ? あたしの分けてあげる!」グイ
芳佳「あっ、いいなぁー!」
ルッキーニ「芳佳も一緒だよ! いこっ!」
芳佳「うん! あ、リーネちゃんも呼んでいい?」
ルッキーニ「うん、いいよー!」ステテー
美緒「わっ、ちょっとまた…! ルッキーニ、宮藤!」ヨロ
ドタドタドタ――
シャーリー「……さて、あたしはユニット弄りに行くか」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) :2014/08/07(木) 22:22:28.10 ID:ahhbhGlG0
モッチー・・・・・なんかモチモチして美味しそうだ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/08/08(金) 06:30:21.52 ID:cdtfaOuAO
さかもっちーか、はっはっは!
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/08/28(木) 00:05:38.14 ID:p/vd2zSs0
もっちゃんちゃうんかいw
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 06:50:21.18 ID:nOqnWAuT0
宮藤達の部屋
ガチャッ
芳佳「リーネちゃーん?」
リーネ「あ、芳佳ちゃん」
ルッキーニ「あたしとモッチーもいるよー!」
美緒「……お邪魔します」
リーネ「ルッキーニちゃん、坂本少佐も…!」
ルッキーニ「リーネ! 今は少佐じゃないよ~!」
美緒「今はって…」
リーネ「あ、そうだよね……すみません少尉」
美緒「は、はい…」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/09(火) 06:54:27.64 ID:nOqnWAuT0
芳佳「リーネちゃん! これから坂本さん達とお茶にするんだけど、リーネちゃんも一緒にどうかな?」
リーネ「あ、えーっと……嬉しいけど…。 私はもう少しペリーヌさんの様子を見てるから」
ルッキーニ「にゃ? ペリーヌまだ熱でてんの?」
芳佳「えぇぇ! 大丈夫!? 私が魔法使うよ!」
美緒「……宮藤、固有魔法持ってるんだ?」
ルッキーニ「そだよ。 芳佳はなーんでも治しちゃうんだから!」
美緒「へぇ…(…治癒魔法か、いいなぁ)」
ルッキーニ「あ、そだ! 芳佳ー、あたしのタンコブ先に治して~?」クイクイ
芳佳「えぇ? う、うん……いいよ。 でも先にペリーヌさんを――」
ルッキーニ「え~! ペリーヌは後でいいよ~」
芳佳「そ、そんなことないよぉ!」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 06:57:56.87 ID:nOqnWAuT0
リーネ「あの……あまり騒がしくするとペリーヌさんが起きちゃう…」
『――余計なお世話ですわ…、宮藤さん』
リーネ「ぁ…! ……ごめんなさい、ペリーヌさん」
ペリーヌ「いいえ、看病して頂いて感謝しますわリーネさん。 もう大丈夫ですから」ムクリ
芳佳「ペリーヌさん!」
ルッキーニ「…ほらー。 大丈夫って言ったじゃん」
ペリーヌ「……貴女方は直ちに出て行ってくださいまし!」ジト
リーネ「ぺ、ペリーヌさん…」
芳佳「え? でも、ここ私の部屋でもあるし…」
ペリーヌ「お黙り! 宮藤さんもルッキーニさんも“そこの方”も、騒ぐなら他所でおやりなさいっ!!」
芳佳「ぅ…」タジ
美緒(…………私も?)
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 07:04:02.60 ID:nOqnWAuT0
ルッキーニ「……いじわるペリーヌ、べ~~だっ! ペリーヌもおやつ誘おうと思ったけどやーめた! …いこ、モッチー?」ステテ
美緒「ぇ? あ、ちょっとルッキーニ……」
ペリーヌ「……あら…? ちょ、ちょっとお待ちになって?? そこの方は……もしや…」
美緒「…お騒がせしてすみませんでした」ペコ
美緒「失礼します」スタスタ
芳佳「あ! ルッキーニちゃん坂本さん、待って!?」
ペリーヌ「っ!? さ…坂本少佐ですって!?」ガビーン
芳佳「えっと…リーネちゃん! 多分お台所かミーティング室にいるから、来れたら来てね?」
リーネ「う、うん……」チラ
ペリーヌ「…!? ~~!??」ワナワナ
リーネ「…しばらくは無理かも……」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 07:06:25.03 ID:nOqnWAuT0
芳佳「わかった! いつでも平気だからね?」
リーネ「うん」
芳佳「またね、リーネちゃん!」スタタ
パタン
ペリーヌ「しょ……少佐…?? いえ、しかしどこかが…」ワナワナ
リーネ「……あの、ペリーヌさん? 私達、昨日遺跡で坂本少佐を見つけて――」
ペリーヌ「はっ! そうでしたわね!? ……それで宮藤さんとルッキーニさんがとんでもないことを少佐に…!」
リーネ「は、はい……。 それで、その…坂本少佐なんですけど――」
ペリーヌ「そうですわ!! リーネさん! 少佐の身に一体なにがあったんですの!?」ズイ
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 07:08:50.12 ID:nOqnWAuT0
リーネ「…………じ、時間が巻き戻っちゃったかもしれなくて…」
ペリーヌ「……」
ペリーヌ「………はい?」
リーネ「…その……14歳…、なんだそうです…」
ペリーヌ「えっ? ………なにを仰いまして、リーネさん?」
リーネ「…坂本“少尉”は……14歳になっちゃいました…」
ペリーヌ「……」
リーネ「……」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:06:00.58 ID:nOqnWAuT0
宿舎 食堂
ルッキーニ「ちょっと待っててー? 今あたしの秘蔵のお菓子出すから!」
芳佳「どこかに隠してるの?」ヒョコ
ルッキーニ「あっ、ダメ~芳佳っ! みちゃダメだよ、秘密なんだから!」ガバ
芳佳「あぁぁ、ごめんっ!」
美緒「……緑茶を淹れる?」
芳佳「あ、じゃあ私も手伝います!」
ルッキーニ「ん~♪ これと~、あとこれもー! うにゃ~♪」ゴソゴソ
――――
――
―
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:09:19.20 ID:nOqnWAuT0
廊下
エイラ「…ホントに起きてて平気かサーニャ?」
サーニャ「うん…。 今日は夜間哨戒がなくなったから……皆とおしゃべりしたいわ」
エイラ「エ? そうだったっけか?」
サーニャ「……さっき、独りで体育座りしてるミーナ隊長に合って…」
サーニャ「勇気出して“お休みください”って聞いたら――」
。
○
(ミーナ『…………えぇ、どうぞ……。 …はぁ……』)
○
。
サーニャ「――て感じで許してくれたわ」
エイラ「……それ、中佐ゼッタイに上の空だったぞ。 サーニャ…」
サーニャ「……」
サーニャ「エイラは私が起きてると嫌…?」チラ
エイラ「そっ!? ソンナコトナイサ! //」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:11:55.55 ID:nOqnWAuT0
『えぇ!? ち、違いますよぉー!』
『にゃはははー! 芳佳へんたいだ~!』
『だから違うってばぁー!?』
ワイワイ
サーニャ「!」
エイラ「…なんか騒がしいな? キッチンか?」
サーニャ「……エイラ、行ってみよう?」クイクイ
エイラ「エー? 絶対ロクなことしてないぞ?」
サーニャ「……」
サーニャ「…エイラは私が起きてると嫌?」チラ
エイラ「そっ!? ソンナコトナイッテ! //」
サーニャ「じゃあ行きましょう…?」グイグイ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:17:06.92 ID:nOqnWAuT0
食堂
芳佳「だ、だからそれは…本物の坂本さんか確認するためで! ……というかルッキーニちゃんもやったでしょ~!?」
ルッキーニ「あたしはそうだけどぉー、芳佳は手つきがいやらしかったもーん」
美緒「宮藤…」
芳佳「ち、違います! 違います違います! …もぉ~ルッキーニちゃ~ん!」
ルッキーニ「にゃははぁー! モッチーはあたしの味方だよー! ね?」
美緒「はは、そうだね」クス
芳佳「えぇぇ!?」ガーン
ルッキーニ「やたーぁ♪ モッチー、これ一緒に食べよっ!」
美緒「わぁ……これなに?」
ルッキーニ「あじゅ? この前買ったやつだよ。 ブリタニアでもみんなで食べたじゃん」
美緒「ごめん、全然記憶にないけど……欧州の食べ物?」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:30:48.04 ID:nOqnWAuT0
ルッキーニ「そだよ! あま~くて美味しぃんだ~♪」
美緒「……餅も餡もない。 欧州の甘味だ…!」
芳佳「ぅぅ……坂本さんがルッキーニちゃんのところへ行っちゃった…」ガクー
美緒「…宮藤、本気にしたの? ごめん、冗談だよ」
ルッキーニ「よーしか! 芳佳も寝てないで食べようよ?」
芳佳「う、うん……寝てたわけじゃないんだけど…」
美緒(ルッキーニは恐ろしい子だな…)
『オマエラー! さっきからサーニャが声かけてるだろーが! ムシスンナー!!』
美緒「ぇ…?」
芳佳「あ! エイラさんにサーニャちゃん!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:31:49.87 ID:nOqnWAuT0
ルッキーニ「……なんでエイラが怒ってんの?」
エイラ「うるせー! サーニャが輪に入ろうと頑張ってんだぞ!? 無下にすんなよな!」
サーニャ「え、エイラやめて。 ……そういうの、はっ…恥ずかしいから…」
芳佳「サーニャちゃんごめんね? 無視したわけじゃなくて、気づけなかったの。 本当にごめんっ!」
サーニャ「ぇ……ぁ…違うの。 平気だから…」
ルッキーニ「サーニャ! サーニャも一緒にお菓子にしよー?」
サーニャ「うん……是非…」
エイラ「それを言うなら“お茶にしよう”ダロ? …まったくショウガネーナー」
ルッキーニ「うじゃ? …エイラは別にいいよ。 呼んでない」
エイラ「ナンダトー! サーニャが混ざるならワタシだって当然入るぞ!」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/09(火) 08:33:00.76 ID:nOqnWAuT0
ルッキーニ「えー…、あたしのお菓子減っちゃう…」
サーニャ「ルッキーニちゃん、エイラも一緒にお茶してもいいかな?」
ルッキーニ「んじゅ~。 サーニャがいいなら、いいよー」
エイラ「……なんだコノ納得いかねー感じ…」
芳佳「素直に混ぜてって言えばよかったんですよエイラさん」
エイラ「うるせー! 素直にってなんだよー! 私はサーニャがいるからで、別に仲間に入れて欲しいとかじゃ――」
美緒「………ぁ! それじゃあ、追加でお湯沸かさなきゃ」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/23(火) 10:39:45.92 ID:/F3EuyxG0
エイラ「へー、ウラルの方まで来てたのか。 そういえば大陸のあの辺も扶桑なんだよな、ついつい島国だと思っちゃうけどさ?」
芳佳「あ、私もです! 海挟んでるだけでなんか外国みたいな感じですよね」
エイラ「いや、お前は自分の国だろ? しっかりしろって」
ルッキーニ「それでそれで!? それからどうなったのー?」
サーニャ「……」ワクワク
美緒「うん。 …発動機を背負わなくなった新型ストライカーの性能のおかげで、なんとか新米だった私達もそれなりに役には立ってた……と思う」
美緒「陸軍の新型…97式艦上戦闘脚の機種転換が進む頃には、大陸の戦線に敗戦以外の知らせが上がるようになって――」
美緒「新型ストライカーの成果を測るために、いろんな国から派兵が来るとか来ないとかって話もあったみたい。…私はカールスラントのウィッチしか見てないけど」
エイラ「宮藤の父親が作ったストライカーが初めて実践投入された戦いだもんなー。 そりゃ気にもするな」ズズー
113 :※訂正 [saga]:2014/09/23(火) 10:40:52.93 ID:/F3EuyxG0
――――
――
―
エイラ「へー、ウラルの方まで来てたのか。 そういえば大陸のあの辺も扶桑なんだよな、ついつい島国だと思っちゃうけどさ?」
芳佳「あ、私もです! 海挟んでるだけでなんか外国みたいな感じですよね」
エイラ「いや、お前は自分の国だろ? しっかりしろって」
ルッキーニ「それでそれで!? それからどうなったのー?」
サーニャ「……」ワクワク
美緒「うん。 …発動機を背負わなくなった新型ストライカーの性能のおかげで、なんとか新米だった私達もそれなりに役には立ってた……と思う」
美緒「陸軍の新型…97式艦上戦闘脚の機種転換が進む頃には、大陸の戦線に敗戦以外の知らせが上がるようになって――」
美緒「新型ストライカーの成果を測るために、いろんな国から派兵が来るとか来ないとかって話もあったみたい。…私はカールスラントのウィッチしか見てないけど」
エイラ「宮藤の父親が作ったストライカーが初めて実践投入された戦いだもんなー。 そりゃ気にもするな」ズズー
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 10:44:08.28 ID:/F3EuyxG0
芳佳「…お父さん」
エイラ「ワタシ達は当たり前みたいに履いてるけど、ありがたいことだったんだな~」
サーニャ「……芳佳ちゃんのお父様のおかげね?」
芳佳「サーニャちゃん…!」
エイラ「なに暗くなってんだよ、お前の父親はスゲーって話だぞ? もっと嬉しそうな顔しろって~」ウリウリ
芳佳「………うん、そうだね」エヘヘ
美緒「…? 宮藤の父上って? ………あれ、宮藤理論…?」
美緒「――っ! ぇ、まさか…!?」
ルッキーニ「モッチー、早くつづき~~! それでネウロイは? やっつけちゃったんでしょー!?」グイグイ
美緒「え? あ、えっと……ちょっとしてまた押し返されるようになったよ」
ルッキーニ「えーー!! なんでぇ~!?」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 10:50:43.86 ID:/F3EuyxG0
サーニャ「……ストライカーユニットはダメだったんですか?」
美緒「いえ、新型の怪異が現れて……従来を超えるスピードに加えて、96式や97式の魔法シールドが効かなかったんです」
ルッキーニ「うじゃ~、新しいストライカーそんな弱いのー!?」ガーン
エイラ「時代を考えろって。 魔導エンジンだって古いんだから、マッピングできる魔法力が少ないのはショウガネーだろ?」
サーニャ「……それじゃあ坂本少佐達は、実質シールドなしで戦い抜いたんですか…?」
美緒「あ、はい…でも数はそんなに出たわけではなかったので(少佐って呼ばれるのやっぱり慣れない…)」
芳佳「でもすごいなぁ! シールドが効かなくなっちゃったら私困っちゃいますよ」
エイラ「まー、宮藤はなぁ~? それだけが取り柄だしなー」
芳佳「ちょっ!? それだけって……ひどいですエイラさーん!!」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 10:53:23.27 ID:/F3EuyxG0
エイラ「一流はシールドなんか使わないで全部避けるんだな~♪」
芳佳「そ、そんなのエイラさんだけですってばぁ!」
エイラ「じゃあワタシが一流だな~♪」
サーニャ「…エイラ、意地悪はやめて」
エイラ「さ、サーニャ!? チガウゾっ! これは――」アワアワ
美緒「……あの人、本当に全部避けるの?」チラ
ルッキーニ「違うよ、エイラはシールド出せないから」
美緒「……へぇー…」
エイラ「オイ、ソコ!! 変なこと教えんなー!! ちゃんと出せるぞ!?」
エーリカ「んー、ていうか出せないのは少佐なんだけどね?」
美緒「…ぇ!? 私?」ピク
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 10:56:34.56 ID:/F3EuyxG0
エーリカ「うん。 ……あむっ」ヒョイ パク
美緒「……」
エーリカ「んぐもぐ…」ムシャムシャ
美緒「………あれ?(この人いたっけ!?)」
サーニャ「ハルトマンさん…!」
芳佳「わぁっ! いつの間に!?」
ルッキーニ「うにゃ? ……うじゃー!! あたしのお菓子減ってるー!?」ガビーン
エイラ「げっ!? ワタシのなんか全部ないぞ!?」
エーリカ「お茶、飲まないならちょうだーい」ヒョイ
美緒「あっ!」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 11:00:05.75 ID:/F3EuyxG0
エーリカ「んぐ…んっ……」ゴクゴク
エーリカ「ぷはー! ……ケプッ、ごちそうさま」
美緒「…わ、私の玉露……」
芳佳「ハルトマンさん、言ってくれれば新しいお茶淹れたのに」
エイラ「いや、そうじゃねーだろ」
ルッキーニ「ハルトマンがあたしのお菓子食べたぁ~! うぁ~~ん、もぉ~~!!」ジタジタ
エーリカ「ごめんごめん、ルッキーニ。 今度埋め合わせするよ、一緒にトゥルーデの貰いに行こう?」ポン
エイラ「自分で返せって。 あとワタシのも全部食べたろ?」
エーリカ「いや~退屈だなって思ってたら、なんか楽しそうな声が聞こえたからさ?」
サーニャ「……私と同じです」
エイラ「ウソツケー、絶対お菓子の匂いだろー」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 11:18:39.85 ID:/F3EuyxG0
エーリカ「…えーっとそれで何の話だっけ? あ、そうそうエイラがシールド張れない話か」
エイラ「チガーウ!! 私は別に――」
美緒「! そうだ、あの…私がシールドを出せないって……どういうことですか?」
芳佳「あ、あの坂本さん…それは….っ」
エーリカ「…少佐もう二十歳だからねぇ、あがりかかってるんだよ」
美緒「ぇ…? でもここの戦闘隊長って…」
エーリカ「うん、そうだよ。 だからシールドなしで戦ってるじゃん」
美緒「え?? ……あれ、でもこの扶桑刀でネウロイを倒してるって…? シールドもないのにどうやって接近を…??」
エーリカ「ビーム避けて、正面から」
美緒「しょ、正面から!?」ガーン
エーリカ「うん。 …あ、あと偶に斬ってる」
美緒「斬ってる!!?」ガガーン
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 11:31:11.88 ID:/F3EuyxG0
ルッキーニ「にっひひぃ! サムライソード、ちょあ~~!」ブン
エイラ「あぶねっ、バカ! フォーク振り回すなよ!」
芳佳「は、ハルトマンさん!」クイ
エーリカ「どうしたの宮藤?」
芳佳「ダメですよ、そんなぁ!」
エーリカ「なにが? 別にいいじゃん、秘密とかじゃないんだし」
芳佳「で、でも坂本さんショック受けてますよ!?」
美緒「……ネウロイの攻撃って斬れるの…? うそ…?? …ぇ、そもそも私シールド出せないの…?」ドヨーン
エーリカ「まあ、エイラの言うとおり。 少佐は一流のウィッチってことだね!」
エイラ「…やめてくれよ中尉(皮肉にしか聞こえねー)」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 14:05:04.56 ID:/F3EuyxG0
美緒「……(ほ、本当にシールドが…?)」フィィン ピョコ
パァァア
芳佳「えっ!!?」
ルッキーニ「…にゃ?」
サーニャ「!!」
エイラ「……ウソだろ…!?」
エーリカ「ありゃ」
美緒「………あの、すみません。 シールド出ましたけど…」シュルル
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 14:07:24.65 ID:/F3EuyxG0
芳佳「坂本さんっ!」ガタッ
美緒「ひぁっ!? は、はい!」
芳佳「~~っ」
美緒「…み、宮藤?」
芳佳「……リーネちゃーーんっ!!」ダッ
ステテテ――
エイラ「…アイツなんで真っ先にリーネなんだ? 中佐だろ、そこは」
サーニャ「慌てていたんだと思う…」
ルッキーニ「ねえモッチー、モッチー! もっかいみせてー?」
エーリカ(ん…?)
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/23(火) 14:49:09.15 ID:/F3EuyxG0
美緒「ぇ? あ、うん。 いいよ」パァア
エイラ「ホントにシールドだ、どうなってんだ?」
サーニャ「…時間が巻き戻ったからでしょ?」
エイラ「いや、そもそもソレがまず怪しすぎるって…」
サーニャ「……エイラ、夢がない」ジト
エイラ「そっ!? ソンナコトナイゾ!」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 14:51:48.27 ID:/F3EuyxG0
エーリカ「……ルッキーニどうかした?」
ルッキーニ「う~~ん、やっぱ読めないや。 変な字~」
エーリカ「…!(そういえば、この魔術式…!?)」ピク
美緒「扶桑式の魔法陣はたしか梵字だもんね。 ルッキーニには読めないと思うよ?」シュルル
ルッキーニ「ぼんじ? …てなに??」
美緒「うーんと、漢字みたいなもの(でいいのかな?)」
ルッキーニ「あれがカンジー? なんかあたしが知ってるのと違う」
エーリカ「…シールドのこと、ちょっとミーナに報告してくる」クル
サーニャ「あ、ハルトマンさん。 ミーナ中佐はハンガー出口の脇にいるかも…」
エイラ「まだ体育座りしてんのか?」
エーリカ「わかった、ありがとサーニャン!」スタタ
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 14:55:21.36 ID:/F3EuyxG0
美緒(…よかった、急須にまだ少し残ってる!)チョロロ
ルッキーニ「モッチー、さっきの続き続きぃ~! どやってネウロイに勝ったのー?」
美緒「うん。 …かなり酷い状況が続いたんだけど、ある日の戦闘で地上待機していた私が偶々ネウロイのコアを発見して……それをきっかけにネウロイへの対応がまた最適化されて、大陸の人達の一時避難だけはなんとかなったんだ」
ルッキーニ「えーっ! じゃ、それまでコア知らないで戦ってたのぉ!?」
美緒「う、うん」
ルッキーニ「どーやってやっつけんの!?」
美緒「……あの頃のはあんまり再生とかもしなかったし、装甲もそんなに硬くなかったから。 墜とそうと思えば墜とせたって先生が…」
ルッキーニ「すごーい!!」
サーニャ「ぁ! 続き始まってる…!」
エイラ「エ!? あ、待った少佐ー! いまのとこもう一回頼む!」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 15:06:47.47 ID:/F3EuyxG0
~ そんなこんなで ~
宿舎 野外
美緒「……?」
ルッキーニ「それじゃあ第一回! モッチーのシールド出せた記念、シールドバレー大会はじめるよー!!」
サーニャ「……」パチパチ
美緒(…あ、拍手するのか)パチパチ
エイラ「なんでワタシまでこんな流れに」
サーニャ「エイラお願い、明るいうちにみんなと遊ぶなんて滅多にできないから…」
エイラ「……わ、わかった。こうなったら今日はサーニャのためにトコトン付き合うぞ」
サーニャ「ありがとうエイラ!」
美緒(……というか、ここ軍事基地なんだよね? 訓練とかしなくていいのかな?)アソンデルケド…
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 16:11:46.92 ID:/F3EuyxG0
ルッキーニ「チームはあたしとモッチーペア! 」シュピッ
美緒「?」
ルッキーニ「そんで、エイラとサーニャペア!」ピシッ
エイラ「当然ダナ!」
サーニャ「…この中だと、エイラだけ身長が高めだから有利ね?」
エイラ「ムフフ~!」
ルッキーニ「でも勝つのはあたしだよー? ロマーニャで負けなしだもーん!」
エイラ「なら、今日負けるぞ?」ニヤ
ルッキーニ「うじゅあーー!! あたしが勝つー!」プンスカ
エイラ「ムリダナ」ムフフ
ギャーギャー
美緒「……あの、“シールドバレー”ってなんですか?」
サーニャ「えっと……こうやって、掌に展開したシールドでボールを打つんです。 …ルールはビーチバレーみたいな感じで、ボールはシールド以外のもので触っちゃダメなんです」パァァ
美緒「へぇ…」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 16:31:10.90 ID:/F3EuyxG0
エイラ「欧州のウィッチは結構みんな知ってるぞ? ローカルルールがイロイロあって面白いんだよな~」
ルッキーニ「ルールはあたしんとこのだかんねー!」
エイラ「二度打ちはアリか?」
ルッキーニ「もっちろーん!」
エイラ「ムフフ…、カッタナ」
サーニャ「……思ったとおり」ボソ
美緒「え?」
サーニャ「ふたりともワンマン攻守タイプ…」
美緒「……な、なんか詳しいですね?」
サーニャ「はい。 …小さい時みんなの輪に入る勇気がなくて、よくこっそり見てましたから」
美緒(ぅ…なんか、さらっと重い告白された!?)
サーニャ「実践は今日が始めてで……すごく緊張します…//」ドキドキ
美緒「……が、頑張りましょう。 私もですから」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/23(火) 17:16:10.84 ID:kJFhIg1xO
まさかのスポーツ編突入
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 19:31:11.38 ID:/F3EuyxG0
――――
――
―
ルッキーニ「あたしのスーパーサーブから~――」ポイ
美緒(……排球ってよく知らないけど、羽根つきみたいな感じで良いのかな…?)
ルッキーニ「…かいしー!!」ゴッ
ヒュオォオッ
サーニャ「ッ!?」ビクッ
エイラ「サーニャ危ない!!」バシッ
サーニャ「……エイラ…!」
エイラ「おかえし……ッダー!」ゴッ
シューーッ
美緒「! …ふっ!!」バシ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 19:37:23.80 ID:/F3EuyxG0
ルッキーニ「あー!! モッチー、シールドで返さなきゃー!?」
美緒「ぁ…!」
エイラ「ムフフ、素人にありがちなミスだな。 ニパなんかは未だにやる時あるけど」キャッチ
サーニャ(……私も咄嗟のことで、シールドなんて全然張れなかった…)ドキドキ
エイラ「怪我してないかサーニャ? ワタシが守ってやるからな?」
サーニャ「ぇ…? ぁ、うん……。 けど私も参加し――」
ルッキーニ「早くサ~ブ~! エイラ達だよぉ!?」
サーニャ「! ……さ、サーブ…やってみた――」
エイラ「ソリャァア!! オーロラサーブ!!」ゴッ
サーニャ「……」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/23(火) 19:48:41.03 ID:/F3EuyxG0
ヒュォオォオン
ルッキーニ「うじゃ!? 曲がった!?」
美緒「っ!!」ダッ
美緒「(シールドを掌に…!)……ルッキーニ!」ベシ
ポーン
エイラ「ヴェッ!? 初見の少佐にとられた!?」
サーニャ「……エイラ…私も……ボールを…」
ルッキーニ「うじゃー! インバッティービレ・スマーッシュ!!」ゴァッ
サーニャ「ッッ!?」ビクッ
エイラ「アブネ!」バシ
ルッキーニ「ぎにゃー!? あたしの無敵スマッシュとられちゃったー!!」
美緒「ルッキーニ! 防御!」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 20:33:09.45 ID:/F3EuyxG0
エイラ(未来予知は防御なんてできないぞ?)ムフフ
エイラ「……スケスケダナ!」バシィ
美緒「っ!」
ルッキーニ「ウジュ!?」ズシャー
エイラ「ムハハ~! “ロマーニャで負けなし”も大したことないな?」
サーニャ「……エイラだけ楽しそう…」ムス
美緒「ふぅ…。 見てから飛んだつもりなのに、完全に逆をつかれた」
ルッキーニ「エイラー!! 未来予知つかったでしょー!? 反則~!」
美緒「え…! 未来予知!?」
エイラ「なに言ってんだよ、シールドバレーはウィッチの遊びだろ? 魔法が販促になるわけないって」
ルッキーニ「ん~~、はんそくはんそくー!!」ウジュー
エイラ「ムリダナー」
サーニャ(私だけまだボール触ってない…)
美緒「……どうしよう、未来予知なんて…どうやれば勝てるか…」←すっかり熱中
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 20:39:26.44 ID:/F3EuyxG0
――――
――
―
エイラ「――ワタシの美技にヨウンダナ!」バシィ
美緒「くっ…!!」バシッ
美緒「―ぅあっ!?」ズシャー
ルッキーニ「! モッチー!!」
美緒「…いいから! ルッキーニ決めて!!」
ルッキーニ「……うじゃぁあ!!」ベシィ
バシュゥウウン
サーニャ「―!// (ボールきた!)」ドキドキ
エイラ「――サーニャ、あぶね」ヒョイ
サーニャ「……」
エイラ「コンニャロ! サーニャにボール飛ばすなー!」バシ
サーニャ「…………」
――タッタッタッ
芳佳「あっ、いたよ! あそこ!」ザッ
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 20:45:36.59 ID:/F3EuyxG0
リーネ「…ほ、本当に坂本少尉がシールド出してる!」
芳佳「ね! ね!? 言ったでしょ!?」
ペリーヌ「……あれが齢14であらせられる少佐…! ………以外と……いえ、むしろ有りですわ!!!」
ミーナ「馬鹿言わないで!! 有り得ないわ!!」
ペリーヌ「ひゃっ!!?」ドキィ
芳佳「ミーナ中佐!」
リーネ「い、いつの間に…」
エーリカ「私達が先にいたんだけどー?」
芳佳「あ、ハルトマンさんも!」
バルクホルン「私もいるぞ、宮藤」ズイ
シャーリー「おい、私“達も”だろ? 省くなよ」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 20:47:14.51 ID:/F3EuyxG0
ペリーヌ「大尉達まで…! ぉ…お恥ずかしい所をお見せしてしまいましたわ///」オホホ…
バルクホルン「いや、ペリーヌ。 お前の気持ちは解らんでもない」
シャーリー「んー、あたしもちょっとわかる。 ルッキーニと一緒になって遊んでるのかわいいよな?」
エーリカ(この3人、絶対解り合えてないね)
ミーナ「……み、美緒が……あぁ、美緒が…あんなに小さく……!」ワナワナ
リーネ「み、ミーナ中佐……大丈夫ですか…?」
ミーナ「し……しかも、よりによって…し、シールドバレーなんかして…! …?」ガクガク
エーリカ「ミーナ、そんなことより私の報告ちゃんと聞いてた? 少佐のシールドだけどさ、なんかおかし――」
ミーナ「そんなことですって!!?」グリン
エーリカ「……ご、ごめんごめん(ダメだ、ミーナはしばらく無理そう…)」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 21:01:23.61 ID:/F3EuyxG0
芳佳「…それにしても、なんだか楽しそうだなぁ」
バルクホルン「本来の少佐がいなくなっただけでこの有様、私は正直頭が痛い…。 任務も訓練も放り出してシールドバレーだぞ? ネットまで調達して」
芳佳「でも坂本さん達、楽しそうですよぉ?」ジッ
バルクホルン「そ、それはそうだが……そうではなくてだな―― //」コホンッ
シャーリー「中佐もあんな感じだしなぁ。 まー頑張れ、代理さん」ポン
ボルクホルン「……私独りには荷が重すぎる。 頼りにならない大尉のせいでなっ!」ジロ
シャーリー「あはは」
バルクホルン「なにがおかしい!?」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 21:32:24.74 ID:/F3EuyxG0
芳佳「…私も次、混ぜてもらおうかな」
シャーリー「――お? 宮藤はシールドバレーやったことないのか?」
芳佳「はい、ありません。 始めて聞きました」
リーネ「……扶桑ではあまりやらないのかな?」
バルクホルン「というより、そもそも宮藤はウィッチとして軍の養成は受けていないからな。 一般の学校ではやれんだろう」
芳佳「ロクムシとかドロケイはよくやりましたよ!」
リーネ「…ロク…ムシ?」
シャーリー「なんだそれ?」チラ
バルクホルン「いや、私も知らない」
芳佳「えぇー…」
バルクホルン「ま、まぁそうしょげるな宮藤! シールドバレーもなかなか面白いぞ? ……ほら、一緒に観戦しよう!」
芳佳「…はぃ」
エーリカ「トゥルーデ、頭痛はもういいの?」ニシシ
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 21:58:13.56 ID:/F3EuyxG0
シャーリー「…ん? なんだ、すげぇ真剣に観てるなペリーヌ?」
ペリーヌ「……」ジッ
シャーリー「喋らないからどっか消えたのかと思っちゃったよ!」アハハ
ペリーヌ「…申し訳ありません大尉。 今良いところですので後にしてくださいま――っ!! 少佐、今ですわぁ!!!」キャー
シャーリー「お、おう……ごめん」
美緒「……はぁっ!!!」ベシィ
エイラ「フンッ!」ゴッ
美緒「っ!?」
ルッキーニ「! …うじゃじゅ!!?」ドシャ
美緒「ご、ごめんルッキーニ!」
エイラ「はぁ…ふぅ……、流石…少佐は強いな。 けどワタシのカウンターが負けることは絶対ないぞ!」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/23(火) 22:05:50.46 ID:/F3EuyxG0
美緒「ぐ…(…結局あの人独りで全部打ってるし!)」ゼーハー
エイラ「あと1ポイントでワタシ“達”の勝ちだ」
サーニャ「…………(エイラの…バカ…)」ムスー
美緒(本当に未来予知なんて…反則だよ)
ルッキーニ「~~ッ //」ウル
美緒「! ……る、ルッキーニ…諦めないで!」
ルッキーニ「……ぇぐ… //」グスッ
美緒「まだ勝てるよ!! …頑張ろう!?」
ルッキーニ「~~っ……ん…ぅ…」コク
美緒(……もう戦術では無理だ。 気持ちで勝つしかない…!)
。
○
(『つまり君の“想い”が“力”になるんだ』ニッ)
○
。
美緒「……ガランド大尉の言葉…、あの時も…」ボソ
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/24(水) 04:02:25.55 ID:eX/m/4vp0
エイラ「ラストサーブ、いくぞー! ウリャァア!!」ゴッ
ギュオォオオォオ――
美緒(曲がるか、フェイクかどっち!? 視えてからじゃ間に合わない!)
美緒(……右か左、賭けるしか…!)
――オォオォオ
ルッキーニ「モッチー!!」
美緒「!(……違う、そうじゃない! 絶対止めなきゃ!!!)」フィィイン
美緒「――っ!」キュピーン
美緒「…フェイクだ!!」ダッ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/24(水) 04:06:47.83 ID:eX/m/4vp0
美緒「……っ!」ベシッ
エイラ「クソー、とられた!」
ルッキーニ「んんっ!!」バッ
エイラ(でも甘いな――)キュピーン
エイラ(…ルッキーニの動きはミエミエだ!)シュダ
美緒「ルッキーニ、ブロックされる!! まだ返さないで!」
エイラ「ナッ!?」ギクッ
ルッキーニ「…ぅじゃじ……!」ペシ
ポーン
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/24(水) 04:09:14.18 ID:eX/m/4vp0
美緒「……ここで1本とる!」ダンッ
エイラ「時間差攻撃…!? (ブロック間に合わない! …打球を予測してやる!)」キュピーン
美緒「!」キュピーン
美緒「…こっちだ!」ベシィ
エイラ「ウェッ!? 逆!?」
ビュンッ
サーニャ「――ッ!? きゃ…!!」ビシ
ヒョロヒョロ~
…ポト
サーニャ「……触れた…!//」ドキドキ
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/24(水) 04:12:22.93 ID:eX/m/4vp0
ルッキーニ「ぁ…アウトだぁ! やたー!!」ピョンピョン
エイラ「ソンナ…」
サーニャ「エイラ、ねぇエイラ! …見た? 私、ボール触れたわ…! //」
美緒「はぁ…なんとか一点」
『さっっっすがですわぁぁ少佐ぁああ!!!』
美緒「!」ビク
『坂本さーーん! ふぁいとー!』
『美緒ぉおーー!! 戻ってきてぇー!』
『エイラ~、舐めてると負けるぞー?』アハハ
『サーニャン、がんばー!』
『サーニャ、ボールを怖がるな! レシーブはもっと腰を落とせ!』
やいのやいの
美緒「……み、見られてたんだ…!///」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/24(水) 04:14:53.78 ID:eX/m/4vp0
ルッキーニ「モッチー! ありがとー!!」ダキ
美緒「ルッキーニがフェイントかけてくれたおかげだよ?」
ルッキーニ「違うよぉ、モッチーが取られるーって教えてくれたから! なんでわかったの?」
美緒「な、なんか私もよくわからないんだけど――」
美緒「……魔法、かな?」エヘヘ
ルッキーニ「…………か、カッチョイイ…! ヒーローみたいっ!!///」
美緒「よし、ここから巻き返そうね?」
ルッキーニ「うん!」
ゥウゥウウゥウ――
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 21:46:17.67 ID:y4RzDxSr0
美緒「!?」
エイラーニャ「「!」」
ルッキーニ「……ネウロイだ!」
美緒「ネウロイ!?」ドキッ
――ザッ
ミーナ「貴女達! レクリエーションは中止、ハンガーへ急ぎなさい!!」
エイラ「中佐!」
サーニャ(元に戻ってる…!)
ミーナ「後発及び総指揮は私が、先行指揮はバルクホルン大尉がとりなさい!」
バルクホルン「了解! 至急出撃する」
シャーリー「中佐……さっきまで半分壊れてたのに、どうなってんだ…!?」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 21:48:47.31 ID:y4RzDxSr0
バルクホルン「…お前は我々の隊長をなんだと思っているんだ、行くぞ!」ダッ
シャーリー「でもペリーヌはまだネジ緩んでるぞ? どーすんだよ、おーい!!」
エーリカ「全員で行くことないって、そっとしとこうよ」ダッ
シャーリー「……それもそうか」ダッ
芳佳「リーネちゃん、行こう!」
リーネ「うん!」
ウゥウウウゥウ――
美緒「みんな行っちゃった…」ポツーン
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 21:51:49.64 ID:y4RzDxSr0
美緒「……ど、どうしよう。 私はどうすれば…?」
ミーナ「――坂本少尉!」ザッ
美緒「!」
ミーナ「……」
美緒「…ぁ、あの…?」
ミーナ「ッ…」
美緒「?」
ミーナ「……察してるかもしれないけど、近くの空域でネウロイを補足してスクランブルがかかっています」
美緒「……出撃、するんですか…?」
ミーナ「貴女は待機です」
美緒「!」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 21:55:32.55 ID:y4RzDxSr0
ミーナ「出撃は厳禁、破った場合は重罰とします」
美緒「……私はここのウィッチなんですよね?」
ミーナ「ええ。 そして今のが隊長命令よ」ジ
美緒「……」
ミーナ「……」
美緒「…私にできることは、ないんですか?」
ミーナ「……美緒、貴女が何をしてそうなってしまったのかは知らないけど――」
ミーナ「今の貴女を、私は尚更、戦場に出したくないわ」
美緒(そ、そんなこと言われたって)
ミーナ「…坂本少尉に出来ることは、これ以上私を困らせないこと。 今はそれだけよ」クル
美緒「ぁ…」
ミーナ「ッ……」ダッ
タッタッタッ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 22:05:52.92 ID:y4RzDxSr0
美緒「…………」
美緒(ネウロイ、シャーリー大尉が言ってた最新型かな…?)チラ
美緒「…1945年……」
美緒「……」
美緒「…この空に、もう私の居場所は――」
―― 大丈夫、お前が飛べる場所はいくらでもあるさ ――
美緒「ぇ…!?(なに!? どこから…?)」ピク
―― 忘れた事など無かった筈だ、“あの時”の先生の言葉を ――
美緒「…先生の、言葉――」
“たとえ何があろうとも誓ったその意思を守り通した君は、その時からもうひとりの…一人前の――魔女なんだ!”
美緒「!! ……そうだ、…そうだった!」ハッ
美緒(大切なのは意思を持ち続けること……守り通すこと!)
美緒「…私、行かなきゃ!!」ダッ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 22:34:39.46 ID:y4RzDxSr0
基地 ハンガー
タッタッタッ――
美緒「はぁ…はぁ…(なんとなく格納庫の場所がわかる…どうして!?)」
美緒「……ふぅ…はぁ…」キョロキョロ
美緒「!」ダッ
――ザッ
美緒「(初めて見るはずなのに…)……このストライカーだ、間違いない!」
整備兵1「――えっ!? さ、坂本少佐!」
整備兵2「少佐? ……あれ、なんか小さ…??(しかもセーラー服!?)」
美緒「っ…!」クツヌギ
整備兵1「ちょ…! なにをするおつもりですか!? 隊長から待機命令が出ています!!」
美緒「私はっ! 扶桑海軍遣欧艦隊の坂本少尉です!!」
整備兵2「な、なにをおっしゃっているのですか…!?」
整備兵1「やめてください! 今、紫電改はミーナ隊長の指示で――」
『少佐ーーー!!!』
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 22:41:56.10 ID:y4RzDxSr0
美緒「!」チラ
整備兵2「土方兵曹!」
美緒(…また知らない人)
土方「少佐――…いえ坂本少尉、お止めください。 その機体は少尉殿にはまだ無理です」スタタ
美緒「……誰ですか?」ムッ
整備兵1「さっきからなにを仰っているんですか少佐、ご自分の従兵ですよ?」
美緒「従兵…? 私の?」
土方「(本当にミーナ中佐の仰られた通りだとは…!)…扶桑皇国海軍、土方圭助兵曹であります」
美緒「………土方さん、私はウィッチとして欧州まで来たんです」
土方「はい、“貴方”から聞き及んでおります」
美緒「今が45年だとか、私が少佐だとか…なんだかよくわからないことになってるけど――」
美緒「まだネウロイがいるなら、私はみんなを守ります! そのために坂本美緒はウィッチになったんです!」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 18:56:35.73 ID:ZCnsuBCU0
土方「…はい。 ですが貴方は――」
美緒「シールドならちゃんと使えます!」
土方「…!」
整備兵1と2「!?」
美緒「…土方さん、確か兵曹って言いましたよね?」
土方「? はい」
美緒「それなら、め……命令ですっ! 行かせてください!」
土方「少尉…」
美緒「お願いします!」ジッ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/28(日) 22:50:24.60 ID:nhcKoKc4O
扶桑海事変を乗り越えた後だから逞しいなもっちゃん
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 22:57:49.45 ID:y4RzDxSr0
土方「……」
美緒「っ…」
土方「……命令なされた後に、お願いですか?」クス
美緒「ぁ…! えっと…だから、その… ///」オロオロ
土方「…了解しました、坂本少尉」
美緒「!」ピク
土方「ですが、その機体ではいけません。 その紫電改は超起動特化型魔法力振分〈スーパー・マニューバ・マッピング〉にしてあります」
美緒「スーパーマニューバ…?」
土方「本来シールドに当てるべき魔法力を航空性能に全振りするセッティングです。 全くまともなシールドが張れないうえ、ピーキーな駆動を操るための極めて高い操縦技術が要求されます」
土方「そのストライカーは唯一、坂本“少佐”にしか履けません」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 22:59:23.72 ID:y4RzDxSr0
美緒「……でも…」
土方「承知しています、少尉。 貴方のストライカーユニットは用意済です」
美緒「え?」
土方「……すみませんが、例の22型を至急準備できませんか?」チラ
整備兵1「…22型ってまさか、アレを!?」
土方「ミーナ中佐から機体調整の指示が出たと聞きましたが?」
整備兵2「ええ、まぁ。 元々宮藤さんの一件でオーバーホールも済んでましたし、マッピングもバランス型だったので履ける状態にはしてあります」
整備兵1「隊長、俺達に指示した後に出口横でずっと座り込まれていたもんだから……休むに休めなかったがな?」
土方「お疲れの所恐縮ですが、直ぐに発信準備をお願いします!」ビシ
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/28(日) 23:04:44.82 ID:y4RzDxSr0
――――
――
―
ガシャンッ
美緒「こ、これが…!?」
土方「宮菱重工業、零式艦上戦闘脚22型甲。 横須賀に戻られる以前からずっと愛用され、昨年に宮藤軍曹へと継がれた機体です」
美緒「…宮藤の?」
土方「先日宮藤さんも新型への機種転換を行ったので、役目御免になっていた所をミーナ中佐が“少尉”専用にと本日再配備したと伺っています」
美緒「ミーナ中佐が!?」
土方「中佐は今回のことで、我々にすら悟れてしまう程動揺されておりました。 しかし、あの方なりに覚悟もされていたのでしょう」
美緒「……」
。
○
(『変わってしまったのは周りではなく貴女なの』)
(『今の貴女を、私は尚更、戦場に出したくないわ』)
(『――私のこと、憶えていないの?』)
○
。
美緒「………でも、私だってずっと私のままだし…」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 23:08:54.41 ID:y4RzDxSr0
土方「その通りです、少尉」
美緒「?」
土方「たとえどうあっても坂本美緒殿はウィッチです。 恐らく少佐もそう仰られるでしょう」
美緒「土方さん…!」
土方「……生意気を言いました、申し訳ありません」ピシ
美緒「い、いえ! 別に…」アセ
美緒「…でも、そうですね。 とにかく今は――」
整備兵2「少佐―!! 準備完了しましたぁー!」
美緒「!」
土方「急ぎましょう、少尉」
美緒「…はい!」キリ
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 23:11:54.66 ID:y4RzDxSr0
――――
――
―
美緒「ふっ!」ダッ
スポッ
美緒(……魔導機、始動)フィィイン ピョコ
ゴォゥン…
ガホンッ ガララガホッ
美緒「? なに…!?」
美緒(……この右脚の咳き込み、なんでだろう…懐かしい?)
土方「平気です、少尉! そのまま回してください!!」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/28(日) 23:15:40.17 ID:y4RzDxSr0
美緒「…ふん!!」フィィィイン
ガホッ ガララララ
…ゴォオォオオオ――
美緒「すごい……これが零式…!?」
土方「22型は扱いやすい機体ですが、96式や12試に比べて航空性能がはるかに高いので注意してください!」
美緒「…はい、わかりました!」ガチャ
土方「機関銃は扶桑の99式13mmです」
美緒「了解。 ……土方さん、ありがとうございます」
土方「ご武運を」ビッ
美緒「はい!」
整備兵1「管制―! 少佐がでるぞぉー!!」
美緒「……坂本美緒、発進っ!!」
ガシャッ
ブゥウウン――
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 00:00:23.56 ID:y4RzDxSr0
アドリア海上空
ネウロイ「ー!」ビーム
芳佳「わぁっ!?」ヒュン
リーネ「芳佳ちゃん! 大丈夫!?」ブゥウン
芳佳「う、うん…なんとか」
バルクホルン「く…攻撃も弱く鈍足だが、コアの特定が今までで最も面倒なタイプだ!」ジャキ
シャーリー「ウニそっくりだな。 実物よりでかいけど」
ルッキーニ「トゲトゲ~!」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 00:02:06.11 ID:y4RzDxSr0
エイラ「中佐ー! コイツ、回復が速くてどうしようもないぞ?」ダダダ
エーリカ「……コアの場所を突き止めて集中攻撃しないと無理っぽいね?」
ミーナ「…まずいわね、このまま膠着状態が続く様だとさすがに――」
ガザザッ
『ネウロイのコアは、無数ある棘のなかのひとつにあります!!』ガザ
ミーナ「!!」
ペリーヌ「こ、この声は!?」
ルッキーニ「…モッチー!」
芳佳「えぇ、坂本さん!?」
バルクホルン「なんだと!?」
サーニャ「……もうすぐここへ到着します」フィィイン
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:03:45.52 ID:y4RzDxSr0
美緒『敵は不規則に回転運動をしているので、当てずっぽうでは捕まりません!』
ミーナ「坂本少尉!! 貴方には待機を命じた筈よ!?」
美緒『ミーナ中佐、すみません。 ……でも私、守りたいんです!!』
ミーナ「ッ…美緒」
芳佳「坂本さん…………はいっ! 一緒に守りましょう!」
ルッキーニ「うじゃー! モッチー!」
シャーリー「お、お前ら勝手言って…」
バルクホルン「しかしこの状況では少佐の魔眼が必須だ、どうするミーナ?」
ミーナ「…………もう、困った人」ウフフ
バルクホルン「? ミーナ?」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:06:40.80 ID:y4RzDxSr0
――ブゥゥウン
美緒「ミーナ中佐! あの…っ」
ミーナ「(貴女って昔からそうだったのね、美緒?)貴女には罰を与えなくちゃいけないから…“必ず帰る”わよ、坂本少尉?」
美緒「! …了解!」
エイラ「――!」キュピーン
ネウロイ「~ッ」ビィー
エイラ「少佐ァ! アブネェ!!」
美緒「!? わっ!」パァア
バルクホルン「しょ、少佐がシールドでビームを止めた…!?」
エーリカ「ほらミーナ、あれ!」ビシ
ミーナ「ぇ……!? あのシールドの呪文字…!!」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:09:29.89 ID:y4RzDxSr0
美緒「くっ! コアは…」フィィン
ネウロイ「……」
美緒「――!(あのネウロイ、攻撃の後は回転が止まる!?)」
美緒「……なら、今のうちに!」ブゥウン
シャーリー「え? ちょっ、少尉ー!?」
ペリーヌ「少佐、どこへ!?」
バルクホルン「無茶だ! いくら弱いといっても、今の少佐独りで突っ込める相手じゃない!」
ミーナ「美緒!! 無茶はやめてぇ!!」
芳佳「坂本さん!!」
ルッキーニ「モッチーッ!?」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:12:29.54 ID:y4RzDxSr0
美緒(……そこだ!)ダダダダ
ネウロイ「!」キンキン
美緒(ぐぅ…上手く当たらない!)
ネウロイ「ー!」ビー
バシュウンッ
美緒「ひゃっ!? …しまった、銃が!」
ネウロイ「~ー! ー!!」ビビー
美緒「……ッ!(やられない! 絶対、守ってみせる!!)」フィィイン
――キュピーン
美緒「視えた!!」ヒュンヒュン
エイラ「ウェ!? あの動き…え、えぇ!? ウソダロ…?」ガーン
サーニャ「エイラ…?」
バルクホルン「馬鹿な! あの運動性、元の少佐並だぞ!?」
ミーナ「…いえ、違うわ。 あれは回避軌道の選択に一分の無駄もないのよ(まさか、ネウロイの攻撃を先読みしてる…!?)」フィィン
ルッキーニ「モッチー! やっちゃえー!」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:14:08.64 ID:y4RzDxSr0
ネウロイ「~~!!」ビー
美緒「っ…!」ヒュン
ネウロイ「~……」
美緒(止まった! …コアは――)フィィィン
美緒(…あそこ!!)スラッ…
烈風丸「…~」
美緒「――ッ!?」ゾクッ
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:18:01.47 ID:y4RzDxSr0
美緒「…ぅ…(今、武器はこの刀しかない! でもどうして……抜くのが怖い!?)」
烈風丸「~~」
美緒「ぅぐ…(な、なに考えてるんだ坂本美緒! 私はウィッチなんだ、ここでみんなを守らなくちゃ…!!)」ギリ
―― 臆するな少尉 ――
美緒「!?」
―― よくやってくれた ――
美緒「だ、だれ!? どこから…??」
―― 後は私が引き受けよう ――
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:19:45.91 ID:y4RzDxSr0
美緒「……! そうか、私はあなたの…」
―― さあ、抜け ――
美緒「ッ…………はぁっーー!!」スラァッ
烈風丸「~ーー」フィィイン
ビカァァアアーー
…ビリッ
美緒「れっぷうぅうざぁぁあん!!!」
――――
――
―
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:34:36.58 ID:y4RzDxSr0
パラパラパラ…
美緒「――うむ、撃墜完了」パチン
美緒「ふぅ…、無事元に戻れたか。 やれやれ」グーパー グーパー
美緒「……しかし懐かしいな、宮藤にくれてやったコイツをまた履くとは」コンコン
ガホッ ガホンッ ガゴォオォ
美緒「おおっと! なんだ、急に調子がおかしくなったな?」ヨロッ
美緒「…コイツめ、年増では嫌か? 贅沢な奴だ」ワッハッハ
『坂本さぁーーん!!』
美緒「む、宮藤達か。 ……参ったな、どう謝罪すればいいか」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:37:14.34 ID:y4RzDxSr0
――ブゥゥウン
芳佳「ほ…本当だ、ちゃんとおっきい!? 元の坂本さんだ!」ガビーン
エイラ「だから言っただろ?」ムフフ
リーネ「芳佳ちゃん…」
サーニャ「エイラ…」
ルッキーニ「あー……モッチー、おっきくなっちゃった…」ブゥゥン
シャーリー「あはは! ルッキーニ、お前は小さい胸は残念だったんじゃないのかー?」
ルッキーニ「うじゅ……」シュン
シャーリー「ぁ、あれ…?(やばい、マジで落ち込んでる!?)」
ミーナ「美緒ぉおーー!!」ビュゥゥウン
ペリーヌ「少佐ぁああぁあ!!」ビュゥウン
バルクホルン「おい、ふたりとも落ち着けぇ!?」
エーリカ「…とりあえず、一件落着?」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:39:50.54 ID:y4RzDxSr0
ミーナ「美緒っ!!」ダキッ
美緒「おっとと…! どうしたミーナ、お前が皆の前でこんなに取り乱すなんて初めて見るぞ?」ワッハッハ
ミーナ「っ……馬鹿…、もぅ…! //」ギュ
美緒「再開するなり“馬鹿”とは挨拶だな?」ムム?
ミーナ「~~」グスッ
美緒「しかし、まぁ…………すまん。 心配かけてしまった」
ミーナ「~グスッ……若返る時は、私にも一言いって頂戴…」グシグシ
美緒「わっはっはっ! そうだな、今度は共にシールドバレーでもしよう!」
ペリーヌ「……ぐぐぐぅ! わ、わたくしも少佐のお胸にぃ…ッ!!」ギリギリ
エイラ「行けばイイじゃねーか、ツンツン」ホレホレ
シャーリー「ていうか、中佐もあんなジョーク言うんだな? 結構ブラックだし」
バルクホルン「照れ隠しだろう。 忘れてやってくれ」
エーリカ「…ミーナの13歳、見たいね~?」ニシシ
バルクホルン「忘れろ!!」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:42:33.02 ID:y4RzDxSr0
ミーナ「……ごめんなさい、恥ずかしい所を見せたわね」サッ
美緒「なんだ、もういいのか? 今後は減る事も無いだろうから好きなだけいいぞ?」
ミーナ「あ、あのねぇ…! ///」
芳佳「……あの~、坂本さん?」
美緒「む? どうした宮藤!」
芳佳「えと……なんて言ったらいいのか、その――」
芳佳「お…、おかえりなさい!!」
美緒「うむ、ただいま!!」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:45:20.33 ID:y4RzDxSr0
リーネ「おかえりなさい、坂本少佐」ブゥゥン
美緒「リーネ達も、心配かけたな。 救助した私を看病してくれて助かった」
リーネ「ぇ…!?」
芳佳「坂本さん、覚えてるんですか!?」
美緒「ああ、“あの身体”で過ごした記憶はそのまま有るぞ? お前の着替えを借りたことも――」
美緒「…む! そうだ宮藤、お前に借りたセーラー着なんだが……今の私には小さすぎて何ヶ所か破れてしまった。 すまない…」ミチミチ
芳佳「あ、あはは…。 気にしないでください! それより苦しくないですか? ズボンも私のですけど…」
ペリーヌ「!!?!?」ピクッ
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:47:39.53 ID:y4RzDxSr0
美緒「ああ、正直痛い。 尻尾の穴も少し位置が違うからこそばゆいしな」モゾモゾ
ペリーヌ「宮藤さん!! あぁあ、あ…貴女はなんてはしたないッッ!!?」グィイイ
芳佳「ひゃっ!? ふぃ、ふぃはいぉ! へいーぅは~ん!?」モガモガ
リーネ「よ、芳佳ちゃん!」オロオロ
やいのやいの
バルクホルン「……少佐が戻ってきたことに皆呑まれているが、我々は今戦闘任務中だぞ?」マッタク
シャーリー「…帰るまでが遠足~、みたいな?」チラ
バルクホルン「全然違う」
シャーリー「あ、そう」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:49:28.81 ID:y4RzDxSr0
バルクホルン「…サーニャ、他に敵は確認できるか? 足の遅い奴だったから偵察機の可能性は無いだろうが」
サーニャ「……5キロ圏内、ネウロイの反応はありません」フィィン
バルクホルン「そうか、よし。 では無事に帰投して、任務終了だな」
バルクホルン「落ち着いたかミーナ? 色々話はあるだろうが一先ず基地へ戻ろう」チラ
ミーナ「ええ、そうね。 ありがとうトゥルーデ」
バルクホルン「……ではさっさと帰るか」ブゥゥン
バルクホルン「お前達!! お祭り騒ぎは基地に戻ってからだ! 速やかに帰投しろー!」
エイラ「…基地でやっても大尉は叱るぞ?」
サーニャ「……ねむい…」ウトウト
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 00:53:13.37 ID:y4RzDxSr0
基地 ハンガー
ミーナ「装備を外したら直ぐにミーティングルームに集合よ! シャワーや補給は後にしなさい!」テキパキ
美緒「…ミーナ、私は流石に着替えたいのだが」ミチミチ
ミーナ「あら、いいじゃないそのままでも。 素敵よ?」
美緒「いや、そんなわけないだろう。 何を言っている」
ミーナ「うふふ、そういえば貴女は隊長命令を無視したのよね?」
美緒「……おい、ミーナ」
ミーナ「罰として、その恥ずかしい格好でミーティングに出ること! 皆の前で一から説明してもらうから、覚悟して頂戴?」ウフフ
美緒「なっ…、本気か!? だいたい私は命令違反などしてない、それは“少尉”が――」
ミーナ「~♪」スタスタ
美緒「…ま、待ってくれミーナ!!」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:56:45.76 ID:y4RzDxSr0
美緒「……参ったな。 しかしこれも身から出た錆か」
ルッキーニ「……」ススス
美緒「ん?」チラ
ルッキーニ「……」
美緒「どうしたルッキーニ? お前も早くミーティング室に急げ」
ルッキーニ「……」
美緒「? ……なんなら一緒に行くか? 私はこんなだが」ミチミチ
ルッキーニ「………モッチー…」
美緒「!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:58:46.14 ID:y4RzDxSr0
ルッキーニ「…モッチー……」オズオズ
美緒「ルッキーニ、残念だがその呼び方は勘弁しろ」
ルッキーニ「ぅじゅ…! ……ごめなしゃぃ、しょう…さ」シュン
美緒「ふむ…」
ルッキーニ「……」
美緒「…何か勘違いをしているようだな、お前は」
ルッキーニ「ぇ?」
美緒「私は、始めからお前達とは友人の間柄だと思っていたのだが……違うか?」
ルッキーニ「少佐…!」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 00:59:43.26 ID:y4RzDxSr0
美緒「私は手打ちになるが、近いうちにまたシールドバレーをするぞ? エイラたちとの決着がまだだからな」
ルッキーニ「…うん!!」ダキ
美緒「こら、よせ。 友である前に私は上官だ」ヨロ
ルッキーニ「おっぱいもおっきいモッチーなんて最高~♪」ギュー
美緒「モッチー言うな、馬鹿者」コツン
ルッキーニ「ぁいだっ!?」
美緒「……とにかくミーティングだ、ミーナが息巻いて待っている」スタスタ
ルッキーニ「あーん、待ってぇ! 一緒に行こうよ、モッチ~!?」ステテ
(・×・)<オワレ
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 01:02:02.77 ID:y4RzDxSr0
一応おしまい、そのうち捕捉も入れます
今日はもう寝ますんで
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/09/29(月) 15:24:24.47 ID:dW2Sw/5N0
乙
もっキーニもいいね
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/29(月) 15:57:32.82 ID:1w1G3IkWO
おい!いろいろ回収してないぞ!?
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 19:13:06.25 ID:y4RzDxSr0
【エピローグ】~まもりの誓いを守る魔女~
執務室
――ガチャ
美緒「失礼する」パタン
ミーナ「……あら、着替えちゃったの?」
美緒「恥をかいて反省しろと言うなら私は構わんが、宮藤の着替えが犠牲になってしまうのでな」スタスタ
ミーナ「あんなに解れていたらもう手遅れだと思うけど…」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 19:14:51.59 ID:y4RzDxSr0
美緒「それより、ついさっきミーティングを終えたばかりでの用向きとは何だ?」
ミーナ「勿論、ついさっきのミーティングについての用件よ」
美緒「……私の証言が信じらなかったか? 古代ウィッチの残した罠のせいだと」
ミーナ「いいえ。 あそこで貴女が嘘をつく意味は特に無いし、その遺跡にあったという鏡もじきに調査隊が見つけるでしょうね」
ミーナ「…何をどうしてあんな事が出来るのかは見当もつかないけど、14歳時の姿になってシールドを出したり、エイラさんの未来予知紛いの魔法を使ったりしたのは古代ウィッチの仕業よ」
美緒「えらい自信だな?」
ミーナ「最初に気付いたのはハルトマンだけど、坂本少尉が出したシールドの呪文字がラテン語に似た古代文字になっていて、扶桑の魔術式じゃなかったわ。 恐らく罠を遺した古代ウィッチの魔法そのものだったのね」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 19:17:23.22 ID:y4RzDxSr0
美緒「……そこまで納得していて、まだ何が気になると言うんだ?」
ミーナ「…私が気になるのは、貴女がどうしてあんな場所へ行ったのか、ということよ?」ジロ
美緒「……」
ミーナ「遺跡に残った古代魔法と地脈がまだ生きてることがわかって封鎖したばかりのあそこに、早朝独りで行く理由を説明して頂戴」
美緒「…それは」
ミーナ「……」
美緒「……っ…」グ…
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 19:23:47.30 ID:y4RzDxSr0
美緒「……っ…」グ…
ミーナ「……貴女の身体のこと?」
美緒「!! …違う、私はまだ飛べる!」
ミーナ「美緒…、じゃあどうして?」
美緒「……理由は言えん。 だが約束する、二度とあんな馬鹿な真似はしない」
ミーナ(馬鹿な真似……やっぱり何かする気だったのね)
ミーナ「…大丈夫なの?」
美緒「ああ、少尉のおかげか思い出したよ。 ウィッチとして大切なものを、私はまだ持っているとな」
ミーナ「大切なもの?」
美緒「…己の誓いを、守り通すことだ」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 19:29:20.68 ID:y4RzDxSr0
ミーナ「………よければ聞かせてもらえるかしら? 貴女の誓い」
美緒「む、知りたいのか?」
ミーナ「ええ、とっても」
美緒「そうか。 特別どうという話でもないがな」
ミーナ「いいから、教えて頂戴! ほらほら」
美緒「う、うむ…。では――」コホン
美緒「私はこの手で皆を守り、扶桑一のウィッチになる!」デン
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 19:51:44.80 ID:y4RzDxSr0
ミーナ「……!」
美緒「…いや、逆だな。 世界一のウィッチとなり、皆を守り続ける!!」
ミーナ「……うふふ、まるで子供ね?(さりげなく扶桑一から世界一に変えているし)」クス
美緒「なっ! 笑う事はないだろう!? ///」
ミーナ「ごめんなさい、貴女らしくてつい」ウフフ
美緒「私は本気だぞ?」ムゥ
ミーナ「ええ、知ってるわ。 貴女の努力する姿はずっと見てきたもの」
美緒「……なってみせるさ、あの人もそれを期待している。 私はまだ半ばなんだ」グッ
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 19:59:17.86 ID:y4RzDxSr0
ミーナ「…美緒」ニギ
美緒「! ミーナ…?」
ミーナ「私にも誓わせて? ウィッチとしてこの隊を、貴女を護ることを…」ギュ
美緒「……」
ミーナ「…もう誰も、失いたくないの」
美緒「ミーナ…」
ミーナ「お願い……美緒…//」
美緒「……」
ミーナ「……//」
美緒「……」スッ
ミーナ「ッ…―― ///」ドキッ
バダァンッ
ルッキーニ「モッチーいたぁ!!」ステテーン
ミーナ「!!? ///」ビクッ
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 20:04:45.60 ID:y4RzDxSr0
ルッキーニ「………あじゅ? なにしてんの??」
エイラ「ゥワァアァア!? ルッキーニのバカッ! 今入るヤツがあるかぁー!? ///」バタバタ
サーニャ「…失礼します……」トテテ
美緒「…む、なんだお前達? ここは中佐の仕事場だぞ、ちゃんとノックをしろ」
エイラ「あぁわわぁー! じゃ、邪魔してゴメン少佐! その…アノこれはだな~っ!///」アタフタ
サーニャ「? ……エイラ、顔が赤いわ?」
ルッキーニ「モッチー! バレーの続きしよーよ!? あたしとモッチーで逆転勝利~~!」
サーニャ「ぁ…わ、私達も負けないわ。 ね、エイラ?」
エイラ「えぇ!? ぁあ~ウン…いや、そんな話じゃなくてダナ~…!」オロオロ
美緒「何を慌てているんだエイラ? 落ち着け」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga sage]:2014/09/29(月) 20:09:18.27 ID:y4RzDxSr0
ルッキーニ「モッチー! モッチー~!? 早くいこぉ?」ギュー
美緒「…私はもう“モッチー”では無いので、やらん」プイ
ルッキーニ「あ~~ん! ごめんなさい少佐~!!」
美緒「……今日はもう陽が落ちる、日を改めろ」
ルッキーニ「でも芳佳達がコートの準備してるよ?」
美緒「…あいつら」
ミーナ「い、いいじゃない坂本少佐? 夏はまだ日も高いから平気よ///」ワタワタ
美緒「ミーナ? お前まで何を言って…」
ミーナ「えーっと……私は書類仕事をしなくちゃいけないから、貴女達は早く出て行って頂戴」グイグイ
美緒「……いや、そもそもここへ私を呼んだのはおま――」
ミーナ「はいはーい、いってらっしゃーい! ルッキーニさん達も頑張ってねぇ!?」グイグイグイ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/09/29(月) 20:12:27.02 ID:y4RzDxSr0
美緒「おっとと!? お、おい…!?」ヨロ
ルッキーニ「ありがと中佐~! あたし絶対勝つからー!!」グイー
エイラ「ヤベェー……二人の邪魔したから中佐きっと怒ってるぞ…」トボトボ
サーニャ「ふたり…? ぇ、お仕事の……??」
やいの やいの――
――バタンッ
ミーナ「……//」ガク
ミーナ「………つかれた…。 まったく、変なタイミングで邪魔が――」
ミーナ「……」
ミーナ「はぁー、 …でも元に戻って本当によかったわ」
ミーナ「……お帰りなさい、坂本少佐」
(・×・)<お粗末様ダナ
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2014/09/29(月) 20:19:34.84 ID:y4RzDxSr0
終わりです
未回収のなんやかんやは、そのうち書き溜めたらまたスペースをお借りするかもしれません
貴重なスペースやレスありがとうございました
結局もっさんに何が起きてしまったのかは一応考えてあったので、上手く書き溜めできればまた別のスレにて投稿させていただきます
ありがとうございました
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/29(月) 22:17:25.61 ID:QlQW1OoPO
よかったよ
また書いて欲しいね
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/29(月) 23:02:05.73 ID:81fc0IkBo
乙おもしろかったです
一人で焦ってるエイラかわいい
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/09/30(火) 05:05:37.85 ID:alqfjlkSO
乙
つまり烈風丸を抜いたから元に戻れたってことか?
もっさんが勝手に遺跡へ行った理由も気になる…
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/10/02(木) 01:49:16.76 ID:jxmhqRsDO
大変興味深いSSでしたわ
乙でした
次も早く読みたいですわ
おすすめSS
美緒「はあ・・・はあ・・・。も、もういいよ・・・。」
もっさん(もっちゃん)幼少期、501に入る前のもっさんです。
美緒「宮藤、リーネ、席につけ。座学の時間だ」芳佳「はいっ」
ドラマのような、とても良い構成のSSでした。ぜひみていってください!
坂本美緒「私の魔眼は相手の自慰回数すらも透視可能だ」芳佳「え」
意外な最後、まぁ少佐が芳佳に思う気持ちもわからなくもないです。
坂本「扶桑の超ウルトラ級ハイパースペシャルなルーキーを紹介する」
静夏ちゃん入隊!みんなとうまくやっていけるでしょうか?
坂本「やっぱり午後の紅茶はうまいな」リーネ「え……?」
二人の紅茶戦争!やはり本場にはかてないのか!???

Entry ⇒ 2015.01.05 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ SS | Comments (104) |
ミーナ「宮藤さん…そこに正座しなさい」

1 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:12:45.87 ID:DWyrSBJO0
501執務室 昼前
宮藤「はい!ミーナ隊長!」
ミーナ「なぜここに呼ばれたかわかるわね?」
宮藤「わかりません!」キッパリ
ミーナ「そぅ…被害者が出ているのよ!」バンッ
坂本「うぅ…」シクシク
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1416571955
2 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:14:20.79 ID:DWyrSBJO0
ミーナ「これでもわからないかしら宮藤軍曹?」
宮藤「思い出しました!」
ミーナ「言ってみなさい」
宮藤「昨日の夜にサーニャちゃんとお風呂とサウナを行き来してどっちが気持ちいいか調べていたんです!」
ミーナ「はぁ…続けなさい」
3 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:14:55.36 ID:DWyrSBJO0
宮藤「サーニャちゃんは途中でエイラさんに取られちゃって仕方なくひとりで確かめていたんです!」
ミーナ「それで?」
宮藤「そしたら頭がくらくら~ってしたら目の前に肉まんがあったんです!」ニッコリ
ミーナ「それで食べちゃった…と?」
4 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:15:30.42 ID:DWyrSBJO0
宮藤「はい!最初はバルクホルンさんかな?っと思ったんですけど…反応なくて……」ショボン
ミーナ「念のため聞いておきますけど…トゥルーデは基本どんな反応をするのかしら…?」
宮藤「『なっ!いきなりなにをする!』だったんですけど最近は『んっ…部屋まで待てないのか芳佳は…』に変わってきました!」
ミーナ「後ほどバルクホルン大尉も呼び出します」
5 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:16:04.74 ID:DWyrSBJO0
ミーナ「宮藤軍曹、坂本少佐に何か言うことはありませんか?」
宮藤「坂本さん!」スタッ
坂本「なんだ宮藤?」シクシク
宮藤「とても素晴らしかったです!」キッパリ
坂本「それは…褒め言葉なのか?」ウルウル
宮藤「はい!極上です!」ドドン!
6 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:16:41.92 ID:DWyrSBJO0
坂本「そうなのか……」
宮藤「自信を持ってください!」
坂本「よし!もう大丈夫だ!」ドドン!
ミーナ「美緒…大丈夫?」
坂本「少し痛むが大丈夫だ」
7 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:17:11.41 ID:DWyrSBJO0
ミーナ「宮藤さん!」
宮藤「なんですか?」クルッ
ミーナ「正座しなさい」
宮藤「はい!」セイザ
ミーナ「噛んだのね?」ギリッ
宮藤「噛みました」キッパリ
8 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:17:37.05 ID:DWyrSBJO0
ミーナ「次回からは痕を残さないように」
宮藤「わかりました!ミーナ中佐!」
ミーナ「これで今回の件は不問とします」
宮藤「ありがとうございます!」
ミーナ「それでは…昼食期待しています」
9 : ◆1OLuRH9.aA [saga]:2014/11/21(金) 21:18:25.59 ID:DWyrSBJO0
宮藤「失礼しました!」
ミーナ「はい。もうしないように」
宮藤「それと最後に…」
坂本「??」
宮藤「正座している時のミーナ中佐の胸が迫力満点でした!」キラキラ
ミーナ「宮藤軍曹」
宮藤「なんでしょう?」
ミーナ「そこに正座しなさい」
完
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/21(金) 23:26:20.45 ID:0vRVX8F0o
乙
ラジオのOPとEDの小話みたいで好き
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/22(土) 07:03:33.83 ID:bJGkxfCxo
こういう短編も好き
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/11/26(水) 01:17:24.17 ID:RBTxLApco
乙
オチうまいな
おすすめSS
芳佳「お客様、初めてですか?」バルクホルン「ええ、はい……」
これ完璧にお風呂ですよ・・・。・・・・・・・・・めっちゃいきたいわこんなん。
芳佳「ふう、いいお湯だった」リーネ「……」バルクホルン「……」
芳佳の使用済みタオルをめぐり熱いバトルが始まる!!
宮藤「ブレーツェルを作ってみました」
11月11日にちなんだお話です。話は意外な方向に進みます。
宮藤「お、お姉様…///」
制服の乱れを直すと主従関係が生まれるという「扶桑の習わし」、これを利用せんと二人が動く!!
ミーナ「サーニャさんへチェック!」サーニャ「……///」
坂本と宮藤を見て、自分にも弟子が欲しいと思う隊長。ちょっと珍しい二人のお話です。

Entry ⇒ 2014.12.30 | Category ⇒ ストライクウィッチーズ SS | Comments (7) |
| NEXT≫